虐待や毒親との関係に苦しんだ当事者の声をアートで伝える「毒親アートフェス2026」、12月1日より熊本県立美術館分館で開催
浅色デザインが運営する「毒親アートフェス」は、2026年12月1日(火)から12月6日(日)まで、熊本県立美術館分館にて「毒親アートフェス2026」を開催します。2018年から開催を続ける本展は、虐待や毒親との関係などによって傷ついた当事者を中心に、自らの経験や思いをアートで表現し、社会へ伝える公募展です。2026年のテーマは「執着」と「解放」。虐待経験者や毒親との関係に苦しんでいる方をはじめ、いじめやパートナーからの被害を経験した方などを対象に、全国から作品を募集しています。作品の応募・提出締切は2026年10月15日(木)です。
浅色デザインがValuePressで配信したプレスリリースの原文を、Zero Press が転載して掲載しています。

■社会の中で見えにくい「家庭の暴力」と、その後も残るもの
家庭という閉じられた環境の中で起こる虐待や支配は、外部から見えにくく、当事者自身も誰かに助けを求めることが難しい場合があります。
こども家庭庁が公表している資料によると、2024年度に全国の児童相談所が対応した児童虐待相談は22万3,691件にのぼり、1999年度と比較すると約19倍の水準となっています。
また、2026年9月には「こども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第22次報告)」が公表されるなど、虐待は現在も社会全体で向き合う必要のある問題です。
【参考】
こども家庭庁「令和8年版こども白書」
https://www.cfa.go.jp/resources/white-paper/r08
こども家庭庁「こども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第22次報告)」
https://www.cfa.go.jp/councils/shingikai/gyakutai_boushi/hogojirei/22-houkoku/
しかし、虐待の問題は、その環境から離れればすべてが終わるとは限りません。
大人になった後も、家族との関係や過去の記憶、自分自身に対する思いなど、言葉にしにくい感情を抱えながら生きている当事者がいます。
「毒親」という言葉が広く知られるようになった現在でも、「親なのだから許すべき」「家族の問題を外に出すべきではない」といった価値観によって、自らの経験を語ることをためらう人もいます。
毒親アートフェスでは、統計だけでは見えてこない一人ひとりの当事者の経験や感情を、アートという形で社会に伝えていきます。
■「語れない痛み」をアートで表現する
毒親アートフェスは2018年に始まりました。
虐待や家庭環境によって傷ついた当事者が、自分の経験や感情を作品として表現し、それを社会へ届けるための場所です。
言葉にすることが難しかった経験。
誰にも話すことができなかった気持ち。
過去への怒りや悲しみ。
家族への複雑な思い。
そして、そこから現在まで生きてきた自分自身。
それらを、絵画やイラスト、漫画、写真、書道、詩など、それぞれの方法で表現します。
作品の技術や上手さを競う美術展ではありません。
当事者が自分自身の感じてきたことを、自分なりの方法で表現することを大切にしています。
作品をつくることが、自分の中にあるものを整理したり、外へ表現したりする一つの機会になること。
そして作品を見る人にとっては、「こうした経験をしてきた人がいる」ということを知り、虐待や家族、人と人との関係について考えるきっかけになること。
アートを通して、その双方をつなぐきっかけになればと願っています。
■2026年のテーマは「執着」と「解放」
【テーマ1:執着】
忘れることができないもの。
手放したくても手放せないもの。
家族への思い。
過去の出来事。
自分自身への思い。
「執着」という言葉から感じるものを自由に表現していただきます。
【テーマ2:解放】
何かから自由になること。
過去から離れること。
自分自身を許すこと。
あるいは、まだたどり着くことのできない「解放」への願い。
「解放」という言葉から感じるものを自由に表現していただきます。
「執着」と「解放」。
一見すると反対の意味を持つ二つの言葉ですが、何かを手放すためには、まず自分が何にとらわれているのかを見つめる必要があるのかもしれません。
今年はこの二つのテーマを通して、参加者それぞれの経験や思いを表現していただきます。
■全国から作品を募集。年齢・居住地域の制限なし
毒親アートフェス2026では、全国から作品を募集しています。
参加資格は以下の方々です。
・虐待を経験した方、毒親または毒親に類する人との関係に苦しんでいる方
・虐待当事者の親戚や友人で、当事者を思った作品、または虐待という現実に対して伝えたいことを表現した作品を制作する方
・学校や会社などで、いじめを経験した方
・毒夫、毒妻など、パートナーからの被害を経験した方
年齢制限はありません。
また、居住地域による制限もなく、全国どこからでも参加できます。
作品はイラスト、漫画、写真、書道、詩、雑貨など、表現方法を問いません。
原画を熊本まで持参する必要もなく、作品をデータとしてメールで提出することも可能です。
■応募概要
募集テーマ|「執着」「解放」
募集人数|各テーマ先着100名
応募・作品提出締切|2026年10月15日(木)
参加地域|全国
年齢制限|なし
参加費|高校生以下は無料
18歳以上かつ高校生でない場合
1テーマ:700円
2テーマ:1,400円
応募点数|各テーマ1点まで
作品形式|イラスト、漫画、写真、書道、詩など
※生成AIを利用して制作された作品および、生成AIによって生成された素材を使用した作品は応募できません。
応募方法|公式サイトの応募フォームより申し込み後、作品データをメールで送付、または原画を郵送してください。
応募詳細|https://dokufes.com/art-fes/archive2026/
■主催者より
「毒親」という言葉は、以前に比べて広く知られるようになりました。
しかし、その言葉の向こう側には、一人ひとり異なる経験があります。
虐待を受けた人。
家族から否定され続けた人。
家庭の中で居場所を失っていた人。
大人になっても過去との関係に苦しんでいる人。
同じ「毒親」や「虐待」という言葉であっても、当事者が経験してきたことや感じていることは、それぞれ違います。
毒親アートフェスを始めたのは、そうした当事者自身の自分の声を取り戻すこと。
多様性を認めること、人としての尊厳を守られること。
そうあってほしいと思ったこともきっかけの一つです。
誰かを一方的に責めるための展示ではなく、自分自身が感じてきたことを作品として外へ出すこと。
そして、それを見る人にも、作品の向こうにいる一人の人間の経験について考えてもらうこと。
その積み重ねが、虐待や家庭の問題を「その家庭だけの問題」にしない社会につながっていけばと考えています。
これまで参加してくださった方の中には、作品を制作し、展示することそのものに意味を感じてくださった方もいました。
この展示が、当事者にとって自分の思いを表現できる場所の一つになること。
そして来場された方にとっても、「家族とは何か」「人を大切にするとはどういうことか」を考えるきっかけになることを願っています。
今年のテーマは「執着」と「解放」です。
全国から、それぞれの思いが込められた作品をお待ちしています。
■「毒親アートフェス2026」開催概要
イベント名|毒親アートフェス2026
開催期間|2026年12月1日(火)~12月6日(日)
開館時間|
火~金9:30~18:30(入館は18:00まで)
土・日9:30~17:15(入館は16:45まで)
会場|熊本県立美術館分館 1Fギャラリー
所在地|熊本県熊本市中央区千葉城町2-18
入場料|無料
テーマ|「執着」 「解放」
後援|熊本県
主催・運営|浅色デザイン/毒親アートフェス
公式サイト|https://dokufes.com/art-fes/
2026年募集要項|https://dokufes.com/art-fes/archive2026/
■毒親アートフェスについて
「毒親アートフェス」は2018年より開催しているアート公募展です。
虐待や毒親との関係などによって傷ついた当事者からの作品を募集しています。
集まった作品を美術館や、ギャラリーなどで展示し、アートを通して当事者自身が思いを表現できる場所をつくるとともに、家庭の中で起きている問題や、当事者が抱えている思いを社会へ伝える活動を続けています。
公式サイト|https://dokufes.com/art-fes/
■運営者概要
屋号|浅色デザイン
代表|久保 宣明
所在地|〒860-0827
熊本県熊本市中央区世安2丁目7-18
事業内容|Web制作・デザイン業、ギャラリー運営、イベント企画・運営など
毒親アートフェス|https://dokufes.com/art-fes/
浅色デザイン|https://asairo.com/
Zero Press のデータで見るこのリリース
- 配信元
- 浅色デザイン
- 配信サイト
- ValuePress
- カテゴリ
- イベント
- 直近 7 日の配信
- イベント 3,989 本 / 全体 13,847 本
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