【志賀海神社】サザエ殻を山へ還す「環境循環」×江戸期伝来「御神輿修繕」へ挑む。官幣小社昇格100周年クラウドファンディングを11月6日(金)開始
【志賀海神社】サザエ殻を山へ還す「環境循環」×江戸期伝来「御神輿修繕」へ挑む。官幣小社昇格100周年クラウドファンディングを11月6日(金)開始 株式会社ダイスプロジェクトのプレスリリース
株式会社ダイスプロジェクトがPR TIMESで配信したプレスリリースの原文を、Zero Press が転載して掲載しています。

全国の綿津見神社・海神社の総本社と称えられる志賀海神社(所在地:福岡市東区志賀島、宮司:阿曇幸興)と、まちづくりを手がける株式会社ダイスプロジェクトによる志賀海神社 官幣小社昇格100周年事業 事務局は、2026年に迎えた「志賀海神社 官幣小社昇格100年」の節目に合わせ、記念事業クラウドファンディングをソーシャルグッド特化型プラットフォーム「For Good」にて2026年11月6日(金)より開始いたしました。
本事業では、江戸期から伝わる御神輿や境内設備の老朽化を修繕するとともに、島の名物サザエの廃棄殻を土壌改良材へと再生し山へ還す2つの挑戦を行います。古来から「山が海を育てる」と祈り継いできた神社の自然観を現代のサーキュラーエコノミーとして体現し、次の100年へ美しい志賀島と祈りの場を繋ぐことを目指します。
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■ プロジェクト発足の背景:100年の節目に直面する「2つの課題」
志賀海神社は、古代に博多湾一帯で活躍した海洋民族「阿曇氏(あづみうじ)」が氏神として祀ったことに始まり、日本神話の「イザナギの禊(みそぎ)」から生まれた綿津見三神をお祀りする海神の総本社です。近代の社格制度のもとで、志賀海神社は明治5(1872)年に村社となり、大正15(1926)年に官幣小社へと昇格しました。官幣社とは、皇室から幣帛(へいはく:神へのお供え)が奉られる神社のこと。村の社から国の官社へ——古来の由緒と人々の崇敬が、改めて公に認められた出来事でした。社格制度は戦後に廃止されましたが、この昇格はいまも社の歴史における大きな節目です。その100年を迎える今、神社と志賀島は2つの深刻な課題に直面しています。
1.祭りと祈りの場を支える「かたち」の傷み(不易の危機)
隔年の御神幸祭で担がれてきた江戸期の三基の御神輿は経年劣化が著しく、本格的な修復が急務となっています。また、神輿蔵の老朽化や、近年の集中豪雨による参道のぬかるみ・石橋の損傷など、参拝者の安全と文化財の保管環境が脅かされています。
2.島の自然と暮らしの困りごと(地域の課題)
志賀島の名物であるサザエは、飲食店や旅館から出る大量の殻が「事業系廃棄物」として費用をかけて島外へ処分されています。また、島内では放置竹林が拡大し、原生の照葉樹林を圧迫して土砂災害のリスクを高めるなど、生態系の調和が揺らいでいます。
従来の氏子や地域奉賛だけに頼った修繕体制では賄いきれない現状を受け、全国から共感者を募り、地域の困りごとを解決しながら神社を護る新しい仕組みとしてクラウドファンディングを立ち上げました。


■ 2つの挑戦:「不易(守り継ぐ)」と「流行(めぐらせる)」
本事業では2つの柱を同時に進めます。

【不易】守り継ぐ:祈りの場と文化財を次の100年へ
御神輿の修繕と保管環境の整備: 江戸期の御神輿三基を本格修理し、高齢化する担ぎ手が扱いやすい神輿蔵の整備を進めます。
参道・石橋の修復と防災対策: 参拝者が安全にお参りできるよう、豪雨に備えた排水対策と石橋・境内の修復を実施します。
歴史的文化財の修復: 神社に伝わる所蔵名刀や甲冑など、貴重な奉納品の管理・修復体制を整えます。
【流行】めぐらせる:未利用サザエ殻から生まれる『山誉の素』
神事の思想を現代の形にする試みとして、島の飲食店から出るサザエ殻を回収・洗浄・天日干し・粉砕した天然土壌改良材『山誉の素(やまほめのもと)』を開発しました。 『山誉の素』は全国の支援者へ返礼品としてお届けするだけでなく、神社の境内林や島の山林へ散布し、豊かな森と海を再生する資源として循環させます。

■ 思想の原点:なぜ海の神を祀る社が「山を誉める」のか
志賀海神社では、毎年春と秋に福岡県指定無形民俗文化財である「山誉祭(やまほめさい)」が執り行われます。 海の神を祀る神社でありながら、神職が山々を誉め称える祝詞や神楽歌(事無き柴など)を奏でるこの神事は、「山が健やかであってこそ、海の恵みも豊かになる」という、古来の人々が生態系の循環を直感的に捉えていた証です。
また本プロジェクトの始動にあたり、この山と海のつながりと祈りの思想を可視化したコンセプト動画を制作・公開いたしました。
■ 返礼品
本プロジェクトでは、遠方の方から歴史愛好家、地域に貢献したい方まで幅広く参加いただける返礼品を用意しました。
土壌改良材『山誉の素』(10,000円)
島の名物サザエの廃棄殻を活用した土壌改良材。志賀海神社にお越しの際にご持参いただくと、境内の御神木へ撒く特別な参拝体験を行なっていただけます。またご自宅の植物を育てる土壌改良剤としても、お使いいただけます。
※2027年3月以降お送りする予定です。
『山誉の素』+ 官幣小社昇格100周年記念特別限定御守(15,000円)
昇格100周年を記念し、特別に奉製した限定の御守。海神の加護と循環の祈りを込めてお届けします。
※2027年3月以降お送りする予定です。

【限定40名】宮司と巡る境内案内&所蔵名刀(雲生・長船春光・堀川国広)特別鑑賞ツアー(100,000円)
阿曇宮司の案内のもと、今回のプロジェクトで修繕を目指す御神輿や神輿蔵、参道など、次の100年へ守り継ぐべき境内の現状を直接巡る特別ツアーです。
また、修繕・修復を進める大切な文化財の一つとして、通常は非公開となっている所蔵名刀(雲生・長船春光・堀川国広)を特別に間近で鑑賞いただける機会をご用意いたしました。
当日は博物館学芸員による刀剣の解説のほか、サザエ殻から生まれた土壌改良材『山誉の素』を境内の御神木へ撒く「奉献体験」も行っていただけます。
開催日程: 2
027年3月20日(土・祝) 、 3月21日(日)
各日【午前の部】10:00~11:30 / 【午後の部】13:00~14:30
※各回定員10名(合計40名様限定)

「事無き柴」境内に椎の木を還す 植樹奉賛(30,000円〜)
山誉祭の神楽歌にも「事無き柴(ことなきしば)」と歌い継がれるように、災難がなく平穏無事であるようにとの祈りを込め、皆様のお志で境内に椎の木を一斉植樹いたします。
※2027年春以降植樹を行う予定です。
記念芳名板へのご芳名刻印
上記1万円以上のご支援で境内芳名板へ個人名を刻印させていただきます。(10万円以上は企業名・屋号の掲載も可能)
■ プロジェクト関係者・地域からのメッセージ
志賀海神社 宮司 阿曇 幸興
「志賀海神社の歴史は、自然の恵みに対する『祈り』と『感謝』の歴史です。先人たちが守り抜いてきた御神輿や鎮守の森を次の100年へ継承するためには、神社や地域単独の力だけでは限界があるのも事実です。『山を誉め、海を育む』という先人たちの知恵を、いまを生きる私たちの手で『循環』という行動に変えていきたい。祈りの場と島の美しい自然を未来へ守り継ぐため、皆様のあたたかいご支援を心よりお願い申し上げます。」
プロジェクトサポーター 鳥居 一心
「志賀島のまちづくりに携わる中で、島の宝であるサザエの殻が大量に処分されている現実を知りました。『廃棄される殻を、島を豊かにする資源に変え、神社を守る力にできないか?』――宮司様や島の方々と語り合い、試作を重ねて生まれたのが『山誉の素』です。神社の歴史と島の未来をつなぐこの挑戦を、全国の皆さまと共に育てていきたいです。」

島内事業者・サザエ殻提供者 ショップヒロのみなさん
「島の事業者として、大量に出るサザエ殻をただ廃棄することにはずっと葛藤がありました。過去にキャンドルへの再利用を試みましたが、最後はゴミになってしまい、自然へ還すことの難しさを痛感していました。今回、その殻が『山誉の素』として大地へ還り、未来の環境保全へと繋がるのは本当に喜ばしく、携わる側としてありがたい一言に尽きます。心から応援しています!」

■ クラウドファンディング実施概要
プロジェクト名: 【福岡・志賀島】海神の総本社・志賀海神社|山を誉め、海を育む循環を次の100年へ
プラットフォーム: For Good(株式会社ボーダレス・ジャパン)
募集期間: 2026年11月6日(金) 〜 2027年1月22日(金) 23:59(78日間)
目標金額: 5,000,000〜10,000,000円(All-in方式 / 目標達成に関わらず事業を実行)
プロジェクトURL:https://for-good.net/project/1003849
■ 主催・団体概要
社寺名: 志賀海神社(しかうみじんじゃ)
所在地:〒811-0323 福岡県福岡市東区志賀島877
祭神:綿津見三神(底津綿津見神・仲津綿津見神・表津綿津見神)
由緒:全国の海神社・綿津見神社の総本社。「龍の都」と称され、古代海人族・阿曇氏ゆかりの古社。
運営事務局: 志賀島・志賀海神社 官幣小社昇格100周年事業 事務局(志賀海神社 × 株式会社ダイスプロジェクト)
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