【動画・写真】 第48回ホリプロタレントスカウトキャラバン「THE ACTOR」グランプリ 田淵結真(中学1年生・12歳)に決定!決選大会レポート
【動画・写真】 第48回ホリプロタレントスカウトキャラバン「THE ACTOR」グランプリ 田淵結真(中学1年生・12歳)に決定!決選大会レポート 株式会社ホリプロのプレスリリース
株式会社ホリプロがPR TIMESで配信したプレスリリースの原文を、Zero Press が転載して掲載しています。

10月18日(日)東京・Spiral Hallにて第48回ホリプロタレントスカウトキャラバン「THE ACTOR」決選大会が開催、田淵結真(中学1年生・12歳)がグランプリが決定。ほか準グランプリは廣岡はなの(中学2年生・13歳)、審査員特別賞は小林丞之介(中学3年生・14歳)が受賞した。当日のレポートが到着。

(文:三浦真紀/写真:SHUN ITABA)
10月18日、第48回ホリプロタレントスカウトキャラバン決選大会が開催された。「THE ACTOR」と表するとおり、今回は、ライブ・エンターテインメントと映像作品を横断する「次世代俳優」を発掘・育成するプロジェクトで、“伸びしろ”を重視。二次・三次審査では演技・歌・ダンスのレッスンをたびたび行い、一つの作品を作り上げてきた。この決選大会では、その成果が披露される。

ファイナリストは12歳から16歳の男女7名。最初に候補者たちが自己紹介と1分間の自己PRのパフォーマンスを披露した。

木村幸誠(16)はもともと歌が苦手だったが、今回のレッスンを通して、「歌を歌う楽しさを知りました」と話す。その思いを込めて、GRe4N BOYZの「キセキ」をのびやかに熱唱。歌い終わって「すごく緊張はしましたが、人に何かを伝えるということを意識して、最後まで全力でやりきれたと思います」と晴れやかな笑顔を見せた。この決選に向けて、「今まで練習してきたことを自分の自信に変えて、全力で頑張りたいと思います」と決意表明をした。

深谷奏士郎(14)は、人前に立って話すことや、みんなを盛り上げたりすることが好きで、中学の3年間、応援団をやってきたという。まずは「フレーフレー奏士郎!」と元気にエールを送った。自己PRでは槇原敬之の「もう恋なんてしない」を歌唱した。応援団で鍛えられた声の良さを十分に発揮し、元気いっぱい。「今までの練習の成果を存分に発揮できたと思います」と本人も満足したようだ。

小林丞之介(14)は坊主頭に道着姿で登場。独特の個性が光る。人前に立つことが苦手だった小林は、このオーディションを経て、人の目の前で表現することの楽しみを知ったという。運動が好きな小林は、中1からやっているという殺陣を披露した。鋭い眼差しで剣を振り、迫力満点。終わった後に「観ている方々に日本男児だと伝えたかった」と小林はコメント。全力で立ち向かう様子に、拍手がわいた。

廣岡はなの(13)は4歳からフラダンス、小学5年生からコンテンポラリーダンスを始め、表現することの楽しさを学んでいる。この日はレイを身につけ、フラダンスを披露。柔らかな動きと夢見るような表情が美しく、ハワイの海と風、光が見えるよう。会場の雰囲気をガラリと変えてみせた。「フラを踊ってリラックスできました」と廣岡。「自分の100%を出して、自分なりに全力で楽しみます」と意気込みを語った。

福田健介(15)は体力に自信のあるスポーツマン。水泳、テニス、バレーボールと多岐にわたる。「今日は人生を変えるつもりです」と覚悟を決めた様子だ。自己PRでは星野源の「SUN」を歌唱。ノリの良いビートに合わせて、ステージ上を動きまわり、パワフルに客席を盛り上げた。竹内涼真に憧れ、「アクションやミュージカル、いろんなことができる俳優になりたい」と福田。強力なエネルギーが伝わってきた。

山崎杏(14)は幼い頃からミュージカルを習い、歌と踊りが大好き。ここぞという時の集中力が強みで、「その集中力を使って全力で楽しませたい」と山崎。自己PRでは、ミュージカル『ウィキッド』の「Popular」を英語で歌唱。表情豊かに歌で芝居をし、うざ可愛いグリンダになり切ったのはお見事。MCに出来を聞かれて「120点です」と堂々と答えるところに、大器の片鱗を見せた。

田淵結真(12)は幼い頃からバレエに取り組み、言葉がなくても身体と表情だけで表現する楽しさを知ったという。自己PRでは菅田将暉の「まちがいさがし」に乗せて、コンテンポラリーダンスを披露。しなやかな身体と独特の透明感、ふとした時の可憐な表情。等身大の心の内が伝わってくるようだ。「踊っている間にどんどん楽しくなって、過去一を出したと思います」と田淵。
この後、決選大会のクライマックスである最終演技審査へと臨む。
セット転換の間には審査員が紹介された。演出・演技指導は松井 周(劇作家・演出家・俳優)。振付・ムーブメント指導は辻󠄀本知彦(振付家・ダンサー)。歌・ボイストレーニングは後藤祐香(歌唱指導・ボイスコーチ)。



松井 周・作の「部室」は、ある学校の演劇部の部室が舞台だ。顧問を務める大学生と高校生部長、中学生部長が話し合いをしているところに、ダンス部の生徒がやってきて予想外の展開に……。
松井はこの作品について、「学生たちの日常を、どう演じるのか。それぞれの立場や役割があり、高校生の悩みや中学生の悩み、先輩と後輩間での悩み。あるいは大学生の顧問なら大人の立場から、問題をどうしようかと考え、互いが対立したりもする話です」と説明。演技レッスンでは、「プロのレベルに取り組みました。とはいえ未経験者もいるので、楽しむことも大事です。志は高く、同時に演じることを楽しめる人を目指してほしいと伝えてきました」。
辻󠄀本は、どこをポイントに候補者たちを見てきたのかと質問されて、「ダンスのレッスンでは、俳優を目指すということで自分自身に対して集中力を高めること、また身体に表情が出ることを意識しました。嘘なく身体を動かし、顔の皺のように表情を作り出せるように。また成長のために課題をやってくることも大切だと思いました」。
後藤は重視したポイントについて、「今回は何かを仕上げるというよりは、候補者それぞれの良さを出すことを目指しました。自己PRは皆さん良かったですね。歌が苦手な候補者もいましたが、練習を積み重ねたことが自信に繋がったと思います」と語った。
最終審査では、候補者7名が2チームに分かれて、戯曲を上演する。
1組目は、演劇部の大学生顧問・相沢役を木村幸誠、高校生部長・加藤役を深谷奏士郎、中学生部長・佐々木役を小林丞之介、ダンス部員・谷口役を廣岡はなのが務めた。
演劇部員の山田(登場しない)が休みがちになり、なぜ来なくなったのかについて、顧問・相沢役と高校生部長・加藤、中学生部長・佐々木がお菓子を食べながら、話し合っている。木村の演じる相沢役は優しくてほのぼの。顧問としては頼りない感じが面白い。小林の演じる佐々木は、嫌なことはきっぱり断り、自己主張はしっかりと、芯の強さが持ち味だ。深谷が演じる加藤は、先輩としてそんな佐々木に負けるわけにはいかず、ヒートアップするさまが男子の本能っぽく見応えたっぷり。そこにやってくる廣岡演じる谷口は自然体。ちょっとだるそうに山田の退部届を持ってくる感じが秀逸で、その後のどんでん返しまで物語を引っ張ってくれた。
「部室」の後は稽古の様子として、シェイクスピアの一節を披露。木村は「ハムレット」の名台詞で、復讐への激情が湧き上がりつつも、今はその時ではないと自らを制し、ないまぜになった感情をそのままぶつけた。小林は「ハムレット」の違う台詞で、復讐に対する強い決意と、過酷な運命への戸惑いを吐露。揺れ動くさまを振り幅広く演じてみせた。深谷と廣岡は「ロミオとジュリエット」のバルコニーのシーンを二人で。深谷は恋に浮かれるロミオを爽やか、かつ大胆に表し、廣岡は家同士の諍いを超えて、ロミオへの一途な恋心を一言一言に込めた。
シェイクスピアの稽古が終わり、「片付けて帰りましょう」と戻ったところでちょっとした言い争い。もちろんこれも芝居の一部。「喧嘩するほど仲がいい」「そうだね」と帰っていくのが微笑ましかった。


上演後に感想と稽古を通して変わったところを聞かれて、廣岡「最後に盛り上がるところがとても楽しかったです。最初は台詞を言うだけで精一杯だったけど、行動と台詞を繋げることができました。あと自分らしい谷口を演じることができました」、小林「冷静にはできませんでした(笑)。一緒にやっている仲間が緊張しているとわかっていたので、全力で助け合いながら、みんなが自分の最高のパフォーマンスをできたと思います。体を動かすと心がついてくるという言葉が自分の中でしっくりきて。行動と一緒に感情を出すことが、一番成長できたところです」、深谷「僕も冷静ではいられませんでしたが、稽古で辻󠄀本さんが言っていた、緊張を糧にして演技を上手くやり切れたと思います。最初のうちは台詞を読むだけで、相手の行動に反応ができませんでしたが、今はしっかり相手を見て、反応できるようになりました」、木村「この4人で数週間やってきて、最後に本当に会話しているみたいに楽しくできたので、よかったです。僕は、動きが少なく、身振りも小さかったりしましたが、動きを大きくしながら、演じることができるようになりました」と、それぞれ力を出し切ったようだ。
2組目は演劇部の大学生顧問・相沢役が福田健介、高校生部長・加藤役が山崎杏、中学生部長・佐々木役が田淵結真、ダンス部員・谷口役は引き続き廣岡はなのが務めた。
同じ戯曲でも、演者が変わると空気がガラリと変わるのが面白いところだ。福田が演じる相沢は、気のいい兄貴肌の顧問という風情。田淵演じる佐々木は全く物怖じしない、ちょっと生意気さもある今どきの中学生感が強い。山崎演じる加藤は、しっかり者のリアル演劇部長に見えて、この佐々木と加藤の互いに引かない丁々発止のやりとりにはゾクゾクした。そこでお菓子を無理やり勧め、どうにかとりなそうとする相沢にクスッとさせられる。他にも女子二人に攻められる場面では、あるあるだよね……と少し同情したくらい。廣岡演じる谷口も加わり、丸く収まったのか、収まっていないのか、その後のこの演劇部が気になるところだ。
シェイクスピアの稽古パートでは、山崎が「マクベス」のマクベス夫人の台詞を披露。躊躇する夫を叱咤激励し、人殺しをさせようとするマクベス夫人の冷徹さと野心に溢れたさまを、全身を使ってダイナミックに表現した。福田と田淵は先ほどと同じく「ロミオとジュリエット」のバルコニーのシーン。福田はロミオとして恋に夢中な様子をまっすぐ嘘なく演じ切った。田淵は通る声も魅力。ひたむきなジュリエットの中に芯の強さが見えて、その後の二人の暴走を予感させる。
シェイクスピアが終わり、帰宅するシーンでは「明日、部活は何時からですか?」「13時半」「何か食べに行こう」「どこで食べる?」と自分たちらしいリアルな会話で締め括った。


感想と演技で意識したことを聞かれ、福田「このステージを120%楽しめたと思います。周りと助け合い、緊張もほぐれていきました。沢は普段は優しいイメージだけど、たまにキレたり、落ち込むところを意識しました。ロミオでは自分がなり切って、ジュリエットを想うことを頑張りました」、山崎「すごく緊張しましたが、チームワークを発揮できたと思います。演技では、相手のことをよく見ることと、演技っぽくならないことを心がけました。マクベス夫人は年齢が離れた役なので難しいなと思いつつ、映像や資料を見て、頑張って年上の女性を演じました」、田淵「袖で緊張して、みんなで頑張ろうねと言っていたのですが、この4人で一番いい演技ができたと思います。演技では、人の行動を受け取ってから、自分の行動をすることに気をつけました。ジュリエットは13歳で、私の一つ上。映画でバルコニーのシーンを観て、頭の中で想像して頑張りました」。

審査は白熱したようで、審査時間が15分伸びての結果発表となった。
実行委員長は「今回のテーマは伸びしろです。現時点での実力ではなく、ここから将来どれくらい成長していけるかを審査しました。候補者は厳しい稽古にしっかりと取り組み、たくさん吸収し、大きく成長してくださいました」と候補者たちを称えた。
審査員特別賞は、小林丞之介。「このオーディションでやったことは、これからの俳優人生で意味のある練習だったと思います。ありがとうございました」とホッとした様子。


準グランプリは、廣岡はなの。「これまで不安なことやいろんなことがあったけれど、みんなでレッスンできたことが楽しく、自分の中でいい経験だったと思います。本当にありがとうございました」と堂々と挨拶した。準グランプリには副賞として、特別協賛の日本航空株式会社より10万マイルが贈られた。


そしてグランプリは田淵結真。田淵は自分の名前を聞いた途端、溢れる涙が止まらず、まさに感動の受賞となった。


実行委員長はグランプリの決め手については「まさに伸びしろ。演技未経験の状態から、レッスンを経て大きく成長し、はっとする瞬間をたくさん見せてくださいました。何よりステージで輝く姿が印象的で、水を得た魚のように、生き生きと華やかに存在してくださいます。いつか田淵さんには、我々が作る作品で輝いていただきたいです」と語った。
田淵は、涙を流しながらも「今までで一番いい演技ができたと思ったので、最後まで信じて待とうと緊張していたら、まさかのグランプリ。まだ気持ちの整理がつきません。これからも、自分の人生を一生懸命頑張っていきたいです。ここまで応援してくださった皆さんや、先生方、ありがとうございました」と気丈にスピーチ。
この先、どんな俳優になりたいかを聞かれると「ミュージカルにもドラマにも出て、CMにもいっぱい出ている、誰もが知っているような俳優になりたいです」と語った。
グランプリ副賞として、特別協賛の株式会社永谷園より賞金100万円が贈られた。


そこに、第1回ホリプロタレントキャラバンの初代グランプリ、榊原郁恵(※榊は「木」へんに「神」と表記)が花束を持ってサプライズ登場!

「おめでとうございます。可愛らしくて声も通っていて。コンテンポラリーダンスでは、すっと立った時に素直さが伝わってきて、とても心地良かったです」と榊原。MCにその時はどんな気持ちでしたかと聞かれ、田淵は「世界一のコンテンポラリーダンスだったと思います」と答え、会場は万雷の拍手。榊原も「素晴らしい!ホリプロには綾瀬はるかさん、石原さとみさん、深田恭子さんなど素晴らしい俳優さんがいらっしゃるので、ぜひ目指してください」とエールを贈った。
<囲み取材>
――グランプリを受賞されたお気持ちをお聞かせください。
単純にとても嬉しいです。今まで頑張ってきたことが今日発揮できて、審査員の方たちに伝わってよかったと思います。
――賞金100万円で何をしたいですか?
貯金もしたいですし、ディズニークルーズに乗りたいです。
――共演したい俳優は?
鈴木亮平さんです。同じ出身地だからです。
――お祖父様が元プロ野球選手の田淵幸一さんとのこと。このオーディションにあたって、何か言われましたか?
「結真ちゃんが持っていることを精一杯出して、楽しく頑張ってきてね」と言ってくれました。
――俳優として、具体的にまず何をしたいですか?
ドラマに出たいです。
――マイブームはお父さんと家の周りをランニングすることだそうですが、どのくらいの時間を走りますか?
1時間半ぐらいです。お父さんは最近ダイエットのためにランラングしていて。楽しそうだなと思って、一緒に音楽を聴きながらお父さんと走っています。
――得意な科目はありますか?
体育です。テニスや下投げのソフトボール、サッカーが得意です。小学生の頃は、おじいちゃんの家に行った時に、お兄ちゃんとおじいちゃんとキャッチボールしていました。
――自分で俳優の才能があると思いますか?
あると思います。
――どんなご家族ですか?この受賞を伝えての反応は?
笑いが絶えない、元気な家族です。グランプリの発表の時、お父さんの「えっ!」っていう声が聞こえました(笑)。
未来が輝く才能が今ここに誕生した。この原石がこれからどのように磨かれ、どのような活躍をしていくのか、期待したい。
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