PRESS RELEASE 技術・開発

法定雇用率引き上げで高まる難聴者支援ニーズを背景に、聴覚研究所の「TeamLog」と音声認識API「AmiVoice API」が技術連携を開始

法定雇用率引き上げで高まる難聴者支援ニーズを背景に、聴覚研究所の「TeamLog」と音声認識API「AmiVoice API」が技術連携を開始 株式会社アドバンスト・メディアのプレスリリース

出典: 株式会社アドバンスト・メディア

株式会社アドバンスト・メディアがPR TIMESで配信したプレスリリースの原文を、Zero Press が転載して掲載しています。

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株式会社アドバンスト・メディア(本社:東京都豊島区、代表取締役会長兼社長:鈴木清幸 以下、アドバンスト・メディア)が、開発者向けボイステックプラットフォーム「AmiVoice Cloud Platform(アミボイス クラウド プラットフォーム)」にて提供している、国内シェアNo.1(※1)のAI音声認識AmiVoiceを活用した音声認識API「AmiVoice API(アミボイス エーピーアイ)」と、株式会社聴覚研究所(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役:清水浩子 以下、聴覚研究所)のリアルタイム音声認識システム「TeamLog(チームログ)」が、難聴者の情報保障向上を目的に技術連携を開始しました。

厚生労働省による制度改正において、2026年7月から障がい者の法定雇用率が2.5%から2.7%に引き上げられ、難聴者が就労現場で働きやすい環境整備への重要性が高まっています。(※2)

中でも、難聴者に対する情報保障は重要な課題の一つです。難聴者は音声による情報取得に制約があるため、会議などの場面で十分な情報を得られないことがあります。特に、多人数での会話や騒音環境下では会話の内容は把握しづらく、聞き漏れや認識違いが業務上のミスやコミュニケーションロスにつながりやすい状況です。

こうした課題への支援策の一つとして、音声をテキスト化する音声認識技術を活用した情報保障が注目されています。しかし、既存の文字起こしツールの多くは、多人数の会話や騒音下での会話など、難聴者の障壁になりやすい環境で十分な認識精度を発揮できないという課題がありました。さらに、難聴者は誤認識が生じても自身の聴覚で確認することが難しいため、支援ツールにはより高い認識精度が必要です。

そのような中、難聴者が必要な情報へアクセスしやすい環境づくりと、円滑なコミュニケーションの実現を目指し、「AmiVoice API」と「TeamLog」は、技術連携を開始しました。

「TeamLog」は、複数人の同時文字起こしや騒音環境下での高精度な音声認識が可能なiOS、Windows向けアプリケーションです。iOS版では最大8名、Windows版では人数制限なく同時文字起こしに対応します。また、複数のマイクを使用する独自の仕組みにより、各話者の音声を個別に収音・処理し、発言者の識別や発話の重なり、離れた場所からの発言など、多様な会話環境に対応しています。

「AmiVoice API」は、さまざまなシステムやアプリケーション、サービスに音声認識機能を実装できる音声認識APIです。会議の文字起こしや音声対話システムなど幅広い用途に対応し、利用シーンに応じて最適な音声認識エンジンを選択できます。

高い認識精度に加え、発話区間のみ認識処理を行うコストパフォーマンスに優れた運用や、「えーと」「あのー」など不要な文字化を抑える認識特性、さらに発話内容を遅延なくテキスト化するリアルタイム性が評価され「TeamLog」との連携が決定しました。

両社の技術を組み合わせることで、「TeamLog」が個別に収音した音声を「AmiVoice API」で認識し、多人数による会話や騒音環境下においても、発言内容を高精度かつリアルタイムに文字化することが可能です。これにより、難聴者の情報保障をはじめ、さまざまな場面における情報アクセシビリティ向上に貢献します。

さらに、「TeamLog」は、多言語対応や複数の言語を同時に認識するリアルタイム翻訳機能を搭載しています。これらの機能を活用し、企業の議事録作成や講演会での字幕表示など、さまざまな場面で利用されています。

今後は、難聴者だけでなく、日本語でのコミュニケーションに課題を抱える外国人児童・生徒への教育支援や外国人労働者とのコミュニケーション支援など、言語や聴覚の壁を越えた活用領域の拡大を目指してまいります。

■聴覚研究所、コメント

当社が提供する複数人特化の音声認識システム「TeamLog」においてアドバンスト・メディア様と共に社会課題等に取り組める機会に恵まれましたことを大変嬉しく思っております。聴覚障害者への情報支援は、手話通訳や要約筆記などが一般的でしたが、近年は技術向上などもあり、音声認識も現実的な手段となってきました。しかしながら、音声認識は周囲の環境音や発言の重なりの影響を受けやすく、人数の多い会話や居酒屋、工場などの雑音環境など、障害を持つ方が本当に必要とする場面で機能しないケースが多くありました。

アドバンスト・メディア様の音声認識エンジンは、日本語の精度の高さやレスポンスの速さ、認識の閾値、コストなどが非常に優れており、私たちが開発時に抱えていた課題の多くを解決することができました。今回の連携により、聴覚障害を持つ方の就労支援や、会議、研修等での情報保障のお役に立てれば嬉しく思います。

株式会社聴覚研究所 「TeamLog」開発 技術部主任 小林 圭介

アドバンスト・メディアでは、「AmiVoice API」を通じて、難聴者の情報保障をはじめ、就労や教育などさまざまな場面における情報アクセシビリティの向上に取り組んでまいります。

「TeamLog」の騒音環境下・同時発話での検証動画

主な導入・活用事例

これまでに、以下のような場面で導入・活用が進んでいます。

1.京都市聴覚言語障害センターでの導入

厚生労働省事業の一環として導入され、会議運営や来訪者対応における情報支援として活用。

2.岡山県内の中学校・高等学校での活用

教育現場において、外国人児童への支援のため主に同時翻訳ツールとして授業やコミュニケーション支援に活用。

3.市政・国政報告会での情報保障支援

岐阜市議および衆議院議員による報告会において、聴覚障害者および外国人参加者への情報保障として活用。

4.講演会・打ち合わせでの字幕支援

岡山県内で定期開催される大規模講演会(ホール)において、字幕の全体投影による情報支援として継続的に活用。

5.聴覚障害者を育てたお母さんや家族をたたえる会における採用

皇族の方々もご臨席される聴覚障がい者関連のイベントで、情報投影ツールとして2年連続で採用。

ユーザーの声

・難聴者や外国人労働者への情報伝達がスムーズになった

・発言者ごとに名前付きで記録されるため、会議後の振り返りや議事録作成がしやすい

・複数人が同時に発言しても文字起こしされるため、会話の流れを把握しやすい

・リアルタイム翻訳機能により、多言語でのコミュニケーションが円滑になった

・専門用語にも対応でき、会議内容を正確に記録できる

「TeamLog」の特長

1.複数人の同時文字起こしに対応

マイクを複数使用することで、iOS版では最大8名、Windows版では人数制限なく同時文字起こしに対応します。会議参加者の同時発話や、会話への割り込みが発生してもすべての発言を文字起こしできるほか、マイクに名前を付けることで「誰が何を話したか」が一目で把握できます。

2.高い認識精度と専門用語への対応

音声認識エンジンに「AmiVoice API」を採用。単語登録機能により社内用語や固有名詞への対応に加え、医療や金融などの領域特化型エンジンも利用可能で、専門性の高い会議でも高精度な文字起こしが可能です。

3.80dBを超える騒音環境下でも高い認識精度を維持

強い指向性を持つマイクを採用したことで、騒音や周囲の人の声の影響を抑えています。騒音が鳴り響く工事現場でも、隣で誰かが大きな音で話すカフェや居酒屋のような場所でも、文字起こし精度にはほとんど影響がありません。

4.多言語コミュニケーションを支援

マイクごとに認識・翻訳言語を設定できるため、多言語が混在する会議でも円滑なコミュニケーションを実現します。また、文字起こし結果や翻訳結果を各参加者の端末に表示することで、参加者それぞれが自身の理解しやすい言語で会話内容を確認できます。

「AmiVoice API」の特長

「AmiVoice API」は、日本語音声認識の研究・開発を30年近く続けてきたアドバンスト・メディアが提供する、国内シェアNo.1(※1)の音声認識エンジン「AmiVoice」のAPIサービスです。API連携により、音声認識機能を簡単にアプリケーションに実装できます。日本語特有の言い回しや専門用語に強く、リアルタイムでの文字起こし、固有名詞・社内用語の単語登録、フィラー(「えっと」「そのー」など)の自動削除など、役立つ機能を備えています。「AmiVoice Cloud Platform」から登録でき、毎月60分まで無料で利用できます。

AmiVoice Cloud Platform

https://acp.amivoice.com/

※1出典:合同会社ecarlate「音声認識市場動向2026」音声認識ソフトウェア/クラウドサービス市場(2025年度見込)

※2出典:厚生労働省発表資料より https://www.mhlw.go.jp/content/001064502.pdf

【本件のお問い合わせ】

株式会社アドバンスト・メディア

PF D&O部

https://acp.amivoice.com/inquiry/

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配信元
株式会社アドバンスト・メディア(Zero Press 掲載 27 本)
配信サイト
PR TIMES
カテゴリ
技術・開発
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