『Happiness and Productivity』アンドリュー・オズワルド (Andrew J. Oswald)著 論文読書会開催のお知らせ
『Happiness and Productivity』アンドリュー・オズワルド (Andrew J. Oswald)著 論文読書会開催のお知らせ AIマネー大学株式会社のプレスリリース
AIマネー大学株式会社がPR TIMESで配信したプレスリリースの原文を、Zero Press が転載して掲載しています。

AIマネー大学株式会社(本社:東京都練馬区、以下「当社」)は、クラリベイト引用栄誉賞に選出され、2026年ノーベル経済学賞の候補として注目されるウォーリック大学のアンドリュー・オズワルド(Andrew J. Oswald)教授の論文「Happiness and Productivity(幸福と生産性)」(『Journal of Labor Economics』2015年)をテーマとした論文読書会を開催いたします。なお、本読書会の講師は、弊社のコンサルタント兼学長を務める山中裕が担当いたします。
本論文は、オズワルド教授がエウジェニオ・プロト(Eugenio Proto)、ダニエル・スグロイ(Daniel Sgroi)の両氏とともに、「幸福な人ほど仕事の成果が高い」という相関関係が、幸福そのものの効果によるものかを実験によって検討したものです。幸福な人の成果が高いという観察だけでは、仕事がうまくいったから幸福になったのか、健康や能力が両方に影響しているのかを区別できません。本論文は、参加者を無作為に分け、一部の参加者に喜劇映像の視聴や菓子・果物・飲み物の提供といった気分を良くする処置を行ったうえで、出来高払いの計算課題の成果を比較しました。その結果、処置を受けた参加者の生産性が約12%高くなったと報告しています。
本論文の特徴は、相関の観察にとどまらず、無作為化した処置によって幸福と生産性の因果関係を検討した点にあります。実験室での処置に加え、近親者の死や家族の病気といった現実の負の出来事を経験した参加者の生産性が低い傾向にあることも示し、短期的な気分と長期的なウェルビーイングの双方から証拠を積み上げています。一方で著者ら自身も、約12%という数値は特定の作業条件での結果であり、企業が従業員の幸福に資源を投じるべきかどうかの費用対効果まで判断できるものではないと明記しています。従業員のウェルビーイングを単なる福利厚生ではなく、生産性を左右する経営上の変数として捉える出発点となる研究です。
本読書会では、幸福は本当に生産性を高めるのか、実験室での結果はどこまで実際の職場に当てはまるのか、幸福度という主観的な指標を経済分析でどう扱うべきか、そして従業員のウェルビーイングへの投資を人的資本経営や投資先企業の評価にどう位置付けるかを主な論点として議論を行います。労働経済学、行動経済学、組織・人事マネジメント、人的資本開示、中長期投資に関心のある方にとって、有益な学びと対話の場となることを目指しています。
取り上げる研究者の業績とクラリベイト引用栄誉賞における位置づけは、解説記事『アンドリュー・オズワルド(Andrew J. Oswald)とは何を変えた経済学者か――幸福を労働市場のデータにした実証研究』(https://note.com/syousuukabu_koho/n/nd8f0d46b7573)で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
なお、本論文は『Journal of Labor Economics』誌のウェブサイト(英語原文、https://doi.org/10.1086/681096)のほか、ウォーリック大学の論文リポジトリ(WRAP、https://wrap.warwick.ac.uk/63228/)および著者の公式ページで無料で公開されています。事前にお読みいただいたうえでのご参加を推奨いたしますが、当日は山中裕が論文の要旨を日本語で解説いたしますので、未読の方もご参加いただけます。
論文URL:https://doi.org/10.1086/681096
■論文情報
著者:アンドリュー・オズワルド(Andrew J. Oswald) ほか
題名:Happiness and Productivity
掲載誌:Journal of Labor Economics, Vol. 33, No. 4(2015年10月号), pp. 789–822
論文URL:https://doi.org/10.1086/681096
■著者プロフィール
アンドリュー・オズワルド(Andrew J. Oswald)氏
ウォーリック大学経済学・行動科学教授。1996年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)からウォーリック大学へ移り、労働組合、賃金曲線、起業、住宅所有と失業、幸福と精神健康の経済学など幅広い分野で実証研究を行ってきました。失業が所得の減少以上に人々の幸福を損なうこと、年齢と幸福度のU字型の関係、幸福が生産性を高める因果関係など、人々が自ら報告する幸福度を経済分析のデータとして活用する研究で「幸福の経済学」と呼ばれる分野の形成に貢献したと評価されています。2022年、リチャード・A・イースタリン、リチャード・レイヤードとともに、幸福と主観的ウェルビーイングの経済学への先駆的な貢献によりクラリベイト引用栄誉賞に選出され、2026年ノーベル経済学賞の候補として注目されています。
■開催概要
テーマ:『Happiness and Productivity』(著:アンドリュー・オズワルド(Andrew J. Oswald))論文読書会
シリーズ:2026年ノーベル経済学賞候補 論文読書会 クラリベイト引用栄誉賞編 第6回
講師:山中裕(AIマネー大学株式会社 コンサルタント兼学長)
開催日:2026年10月12日(12時開始ノーベル経済学賞発表まで)
開催形式:Zoomオンラインウェビナー開催
参加費:無料(事前登録制)
対象者:投資家、経営者、人事・組織開発・人的資本開示のご担当者、労働経済学や行動経済学に関心のある方、経済学や心理学を学ぶ学生・大学院生
申込方法:aimoneyuniversity@aimu.info 宛てに、件名へ「『Happiness and Productivity』論文読書会参加希望」と明記してお申し込みください。
主催:AIマネー大学株式会社
■講師プロフィール
山中 裕(やまなか・ゆたか)
1976年東京都文京区生まれ、練馬区育ちの日本を代表する投資家。ADHDや難読症に苦しみながらも、独自の学習法を開発し、東京大学経済学部を総代で卒業後、コロンビア大学大学院(金融工学)修士号取得、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)に留学。
保谷硝子(現HOYA株式会社)創業者のひとり、山中茂の孫。世界的にも「テクノロジーのわかるアクティビスト」と評される一方、地道な銘柄研究により、2010年代初頭にNVIDIAに着目したほか、ブロードコムや、TSMC、モンスター・ビバレッジ、ノボノルディスクなどの銘柄を早期に発掘して、投資を実行し、極めて高いリターンをあげることに成功した。
日本国内では、株主提案実務を牽引し、2010年、HOYAに創業家株主として15議案の株主提案を提出。役員報酬の個別開示(45パーセント強の賛成)、社外取締役のみの経営会議設置、株主提案説明文字数の拡大(4,000字)など、ガバナンス改革を求める内容で、ISS・Glass Lewis・日本プロクシー・ガバナンス研究所の3社すべてから、複数の議案で、賛成推奨を受け、2011年にはハーバード大学法科大学院で講演し、その後も、みずほFG・MUFG・りそなHDなどでも40%台の支持を集める株主提案を実施した。
株主補助参加人として参画したハイアス・アンド・カンパニー(現くふう住まいコンサルティング)損害賠償請求事件で、2025年勝訴判決を得るなど、少数株主の権利行使でも実績を重ねる。現在、徳島県美馬市の株式会社河野メリクロンの筆頭株主としてスマート農業に注力。コーカサス地方のジョージア(トビリシ)では農業・病院・学校経営を展開し、代理出産などを含む医療サービスも手がけている。
投資ブラザーズ合同会社共同代表社員、少数株ドットコム株式会社共同創業者兼会長。世界の上場企業1,000社超、非上場企業200社超の株主。座右の銘は故・柴田保光投手の「チャンピオンに立ち向かって勝つことがプロの目標のひとつ」。30年来の日本ハムファイターズファンでもある。
■本読書会の関連資料
アンドリュー・オズワルド(Andrew J. Oswald)とは何を変えた経済学者か――幸福を労働市場のデータにした実証研究
2026年ノーベル経済学賞 予想 クラリベイト引用栄誉賞(少数株ドットコム株式会社広報部 note マガジン)
・論文(Journal of Labor Economics):https://doi.org/10.1086/681096
・ウォーリック大学 公式ページ:https://warwick.ac.uk/fac/soc/economics/staff/ajoswald/
・クラリベイト引用栄誉賞 公式サイト(Clarivate Citation Laureates):https://clarivate.com/citation-laureates/
・ノーベル経済学賞 公式サイト(The Nobel Prize):https://www.nobelprize.org/prizes/economic-sciences/
【関連リンク】
男女産み分けドットコム:https://danjo-umiwake.com
CapitalJusticeLab:https://capital-justice-lab.com/
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【本件に関するお問い合わせ先】
AIマネー大学株式会社
担当部署:広報担当窓口 aimoneyuniversity@aimu.info
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