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高校生が「今」を綴るエッセイ、過去最多36,566作品が集結 ― 第26回「17歳からのメッセージ」受賞作品決定

高校生が「今」を綴るエッセイ、過去最多36,566作品が集結 ― 第26回「17歳からのメッセージ」受賞作品決定 学校法人大阪経済大学のプレスリリース

出典: 学校法人大阪経済大学

学校法人大阪経済大学がPR TIMESで配信したプレスリリースの原文を、Zero Press が転載して掲載しています。

  • #イベント

主催:大阪経済大学
後援:文部科学省、大阪府教育委員会、進研アド編集部

おかげさまで今年で26年目となりました

21世紀に入り絶えず変化し続ける世の中で、高校生たちは何を思い、何に悩み、何を目標に生きているのだろう。大人でも子どもでもない今だからこそ発せられる言葉――その声を聞いてみたい!

そうした思いから2001年に始まった「17歳からのメッセージ」は、大阪経済大学創立70周年記念事業のひとつとして生まれ、これまでの26年間で全国3,000校以上から、約75万通のエッセイが届けられました。

26年目を迎えた今年は過去最多となる36,566作品の応募がありました。9月1日(火)に最終審査会が行われ、グランプリ3作品、金賞9作品(学生審査員賞1作品含む)、銀賞62作品、奨励賞76作品のほか、学校特別賞30校が選出されました。本記事ではグランプリ、金賞、学生審査員賞の作品について紹介いたします。

募集テーマ

テーマ1 今までの自分、これからの自分
テーマ2 推し活の中で見えてきたもの
テーマ3 今、これだけは言いたい!(自由課題)

グランプリ 3名

テーマ1

1000歩を超えてどこへでも
大分県立佐伯豊南高等学校(大分県) 吉岡 ひかりさん

 1日1000歩。それが14歳の私の目標だった。一見すると、簡単すぎる数字だ。しかし、起立性調節障害という診断を受け、学校に行けなくなった当時の私にとって、1000歩のハードルは低いものではなかった。ベッドの上で過ごす生活をしばらく送った後、中学3年生になった。高校を見据え、無理をしつつも努力した。根性で、少しずつ、遅刻してでも学校へ行くようにした。「今、無理をしなければ、置いていかれる」という焦りが、重力を何倍にも感じる私の身体を動かした。だが、やっと辿り着いた教室で目にした、2桁増えたテストの順位が、私の胸を抉った。それまで持っていた自信などゼロになった。「とりあえず、高校は卒業したい。できれば全日制で」高校入学の時点では願うことで精一杯だった。
 そんな過去の私に伝えてあげたい。とりあえずで始まった挑戦は、高校3年生になった今も続いている。1日1000歩を目標としていたかつての私はもういない。授業に部活、ボランティア、資格取得へと何倍も走り回っている。そして、将来やりたいことも少しずつ見えてきた
 今でもたまに、たらればの違う世界線を考えてしまう。でも未来が見えなかった過去の私に、今の道を案内してあげたい。思っていたよりも大丈夫だと。1000歩の積み重ねで、今ここにいる。今の私は、あの頃の1000歩を超えて、きっとどこへでも行ける。

テーマ2

推しの存在
愛知県立豊田東高等学校(愛知県) 村上 明伽さん

 「誰にも言えない古傷が痛んだら決して気づかないふりをしちゃいけないからね」
 これは、私が大切にしている歌詞の一部だ。
 高校入学後、私は自分の性格や容姿に加え、思うようにいかない現実に悩むことが増えた。しかし、誰かに弱音を吐くことが苦手で、一人で悩んでは落ち込んでの繰り返しだった。
 そんな時に支えになったのが推しの音楽だった。明るい言葉で無理に励ますのではなく、「立ち止まる日があってもいい」と寄り添ってくれるような歌詞に、何度も救われた。
 私は推し活を通して、「好きなもの」はただ楽しむためだけではなく、自分を支える居場所にもなるのだと気づいた。落ち込んだ時に推しの音楽を聴くことで、無理に前向きになろうとしなくても、自分の気持ちをそのまま受け止められるようになっていった。推しの音楽があったからこそ、自分の弱さを否定せずに向き合えるようになったのだと思う。
 その気持ちから、私はSNSで弾き語りの投稿を始めた。音楽を通して自分らしくいられる時間を大切にしたいと思ったからだ。
 推し活は悩みを消してくれるものではない。しかし、一人で抱え込んでいた私にとって、自分らしくいてもいいと思えるきっかけになった。これから先も、悩みを話せず落ち込む時はあると思う。それでも、自分の「好き」を大切にしながら、自分らしくいられる居場所を少しずつ増やしていきたい。

テーマ3

花と若葉と故郷
岡山県立岡山一宮高等学校(岡山県) 大塚 彩來さん

 私の名前は彩來という。四月の下旬に福島で生まれた。彩りが来る季節という意味で彩來である。しかし私の住む岡山では、四月下旬、桜は散っており、淡い若葉の色も見慣れた緑色に変わる。正直、時期が少しズレている。
 小学生の頃、名前の由来を発表する授業があった。周りのクラスメイトの「こんな風に生きてほしい」といった立派な理由に対し、季節だけで決められたことに、随分落ちこんだことを覚えている。
 そんなある日、私は母と山を散歩していた。三月のおわり、新緑と桜が山を彩る季節だった。私はその時期の山が好きだった。春を待ちわびていたように一斉に若葉や花をつける草木からは、生き生きとした生命力を感じる。なにより、黄緑色や桃色に色づく山は美しかった。「私、この季節の山大好き。」そう母に告げたとき、母は言った。「彩來が生まれた日も、ちょうどこんな時期だったよ。」私はそのとき知った。ここよりもずっと北にある福島では、四月下旬に若葉が芽吹き桜が咲くのだという。そのときからだ。自分の名前が大好きになったのは。
 震災で原発が爆発し、岡山に避難してから十五年。私はまだ、福島で四月下旬の山を見たことがない。高校二年生で進路に悩む今、その景色を見ることは、私の密かな夢だ。いつかこの目で見たい。花と若葉に包まれた、遠い故郷の山を。

金賞 9名

テーマ1

紬
北海道芽室高等学校(北海道) 中村 紬さん

 「一つ変えることができるなら何がいい?」
 中学生の頃のプリントに書かれた質問に、私は迷わず「声」と書いた。
 私は声が低い。幼稚園の頃、周囲の可愛らしい声の中で、自分の声だけが低く響いていることに気づいた。その後、コロナ禍でのマスク生活が追い打ちをかけた。口元が見えないせいで、男子に間違われる機会も増えた。そんなある日、知り合いの男子に声を「汚い。」と笑われた。私の中での認識が低い声から汚い声へと変わった瞬間だった。
 高校生になると、初めて親友と言える友達ができた。親友は、お世辞が言えない。でも人一倍優しい人だ。日直の日、私は朝のニュースを発表する時間が嫌でたまらなかった。無理に声を高くすると、笑われてしまうかもしれない。そんな不安を抱えながら、震える地声を振り絞って発表した。すると親友は、「綺麗な声だったね。」と笑顔で拍手をしてくれた。私は思わず目頭が熱くなって俯いた。
 たった一つの言葉で、こんなにも自分の声が誇らしくなるなんて思わなかった。私の大嫌いな声。だけど、大好きな親友が褒めてくれた声。私が親友に「ありがとう。」と伝えられるのも、この声があるからだ。この声は一つだけ。私だけの声。だからこそ、一番大切なのは、この声で何を伝えるかなのだと思う。今でも可愛らしい声を羨ましく思うことはある。それでも私は、私らしい声で、これからも言葉の一つ一つを紬いでいきたい。

不格好な一声
兵庫県立神戸北高等学校(兵庫県) 濵口 陽依さん

 「ホーホケキョ」学校からの帰宅途中、ハンディファンの音に混じって聞こえた鳴き声に足が止まった。ウグイスだ。今年初めて聞いたときよりうんと上手になったそれは、模試で打ちのめされた私の身体によく響いた。若い雄のウグイスは親鳥の鳴き声を真似ながら、何度も失敗を繰り返し、初夏に向けて少しずつ美しい声を身につけていくのだそうだ。つまり、ウグイスだって最初から上手く鳴けていたわけではない。「めっちゃ下手じゃない?」心地よい春の陽気には不釣合いな、拙いリズムで鳴くウグイスを見てそう笑ったのを思い出し、私は自分が恥ずかしくて堪らなくなった。ウグイスはこれほど鳴き声を上達させたのに、私は何を成し遂げたのか。自分から何かに挑戦したことが一度でもあっただろうか。いくら自問しても思い当たることはない。だって私は、あの日のウグイスのように誰かから笑われることがとてつもなく怖かったのだから。しかし彼らは、笑われることを恐れず鳴き続けたからこそ、今の美しい声を掴み取ったのだ。人の目を気にして動けない私。不格好でもひたむきに努力するウグイス。どちらが強くて格好良いかは一目瞭然だ。諦めずに努力する。そんな当たり前のことをウグイスから学んだなんてなんだか情けない。でも私に必要なのはまさにその「不格好な一声」なのだと思う。私もあのウグイスのように生きていこう。美しい鳴き声に混じって不格好な声が一つ、聞こえた気がした。

その一言で
帝塚山高等学校(奈良県) 金川 慧玲さん

 私は長い間、自分をうまく説明できなかった。中国籍を持つ朝鮮族として日本で生まれ育った私を一言で表す言葉が見つからなかったからだ。名前も三つあり、文化も一つではない。そのため、自分は周りの人とは少し違う存在なのだと感じていた。
 そんな私の考えが変わるきっかけになったのは、中学生のときに書いた人権作文だった。私はそこで、日頃感じていたことや、自分が外国籍であることについて初めて公に書いた。自分の背景を人に伝えるということには勇気が必要だったが、その作文を読んだ先生方は、国籍や民族ではなく、私の思いや考えに目を向けてくれた。そして、「よく考えているね。」と声をかけてくれた。
 私はその言葉に救われた。それまで弱さだと思っていた経験が、自分だけの視点として誰かに届く価値を持っているということを知ったからだ。
 そのとき私は、自分を無理に一つの枠に当てはめる必要はないのだと思った。大切なのは、どのような背景を持つかではなく、その経験から何を感じ、考えるかだと気付いた。
 社会において人は様々な属性で分類されている。しかし、一人一人の人生や思いはその属性だけでは語れない。だから私は、属性ではなく、その人自身に目を向ける社会であってほしいと思う。そして私自身も、あの日先生方が私にしてくれたように、誰かの可能性を認め、前を向く力を与える人になりたい。

石と羽
シンガポール教育省語学センター(シンガポール) 楊 真綾さん

 「十七歳になった私は大人になれるのだろうか」私はこの問いをよく考えている。見た目は十七歳らしくなっているかもしれないが、内面はまだ子供のままで、成長が思うように進んでいないと感じることがある。
 石と羽のたとえがそれをよく表している。真空中では重さや形の違う石と羽でも同じ速度で落下する。理論上、人も性格や経験が違っていても同じように成長していくはずだと考えていた。
 しかし、現実には空気抵抗があり羽は石より遅く落ちるように、環境や経験が成長に影響する。十七歳の今、周りの友達はポートフォリオを作り、自分の進路を明確に考えているように見える。教師や親からも将来のために何をすべきかを言われるが、自分はまだ何をしたいのか分からず、取り残されているように感じ、動けずにいるような感覚になる。
 私は時々、大人に見えるように化粧をしたり服を選んだりして石のようになろうとする。しかしどれだけ外見を変えても、内面の自分の進む速度を変えることはできない。石や羽の重量を変えられないのと同じように、人は自分の内面を別のものにすることはできないし、空気抵抗を完全に除去することもできない。それは必然的に存在するものだからだ。
 それでも、石と羽は条件が違っても、最後には同じ地面に到達する。私は自分の歩幅でしか進めない羽のような存在かもしれないが、焦らず少しずつ前へ進んでいきたいと思う。

テーマ2

私の人生、金属光沢
つくば開成福岡高等学校(福岡県) 植田 涼誠さん

 私は金属のような人間だ。この世に生まれてきて十六年。長くも短いその道の中で、数えきれないくらい熱中し、そして冷めてきた。アニメ・漫画・音楽・スポーツ、多種多様な自分の心に突き刺さった「推し」。あんなに好きだったのにすぐに冷めてしまう自分。素敵なものを消費しているような自分が、私はとても嫌いだった。そんな事を考えて、一喜一憂して、すぐに忘れて、また熱中して。
 いつの間にか高校二年生になった。一年間高校生として生きたはずの私は、いまだに中学生気分が抜けていなかった。後二年でもう大学受験。小学生の頃は「早く大人になりたい」と思っていたのに、今では時間が進むのが嫌になった。この不安を消し飛ばせるような、魅力的なものに熱中したいと思った。そんな中で「Tele」というアーティストに出会った。彼の書く歌詞は、まるで自分のために書いてくれたかのようだった。それぐらい心を鷲掴みにされた。彼の曲の一つに、「残像の愛し方」という曲がある。残像とは脳裏に焼き付いた嫌な事や過去を表す。そしてそれらと向き合い愛してゆくという歌である。その曲は自分を肯定し、考え方を変えてくれた。嫌な自分や過去を引きずるのではなく、それすらも愛す。
 私は金属だ。熱しやすく冷えやすい。色んなものに熱中し、考え方を学び、自分をどんどん磨いてゆく。そうすれば私はきっと光り輝くだろう。

テーマ3

もどかしさの引き金を引いているのは私自身
富山国際大学付属高等学校(富山県) 和田 ビアンカさん

 私の考えすぎでしょうか? ええ、十中八九そうでしょうね。でも仕方ないのですよ、引き金を既に引ききってしまったのですから。
 好きな人の行動一つ一つが私の心を揺さぶる原因、狂気となる。会話中に目が合わないだけで、少し既読が遅いだけで、他の人と話して楽しそうにしているだけで私の脳内は無駄に色々な仮説を編み出してしまいます。ですがそれは相手のせいではなく、私が勝手に突っ走って成していること、どうしようもないものです。
 だからこそ、今、これだけは言わせてください。恋愛のもどかしさという名の「無理ゲーム」に、私は今日も勝手に挑み、大敗を喫しています。頭の中で最悪の場面を繰り返しては、その妄想の弾丸で体力を削られているのですから、この脳内の「処理落ち」と「バグ」のループはスマートな生き方とは言えないでしょうね。ですが、まだ私の勝負は終わりではありません。どれだけ夜中に一人で病んで敗北ルートへ突き進もうとも、明日、学校の廊下で本人の姿を少しでも見てしまえば私のシステムは再起動してしまうのです。昨日までのパニック映画が嘘かのように、「次はいけるかも!」なんて淡い期待の引き金に手をかけなおしてしまう。この自分のコントロールが全く効かないバグまみれの日常が、私のリアルです。白黒つかない、グレーなもどかしさに振り回される夜も含めて、私の人生は今、最高に堪らなく面白いものです。

ひらいて
日本航空高等学校(山梨県) 古澤 愛絆さん

 私たちが最後に辞書を開いたのはいつだろうか。私、今、十七歳の最後にこれだけは言いたい。
 私が春休みに部屋の片付けをしていたら、小学生の時に使っていた国語辞典が見つかった。当時、私は母に「わからない言葉があったら辞書を開いて。」と口酸っぱく言われていた。懐かしい辞書との記憶を辿りながら、パラパラとページを捲った。愛、生きる、命、健やか…。芽吹く若葉のような言葉には、蟻のように小さい字が並んでいた。しかし、死ぬ、殺すという言葉にも同じように紙面が割かれていた。私はハッとした。愛も死も、辞書の中では平等に扱われていたからだ。たとえ異なる意味でも、同じ重みを持っていた。私たちはどうだろう。SNSでは、スクロールをする度に冷笑や誰かを見下すような言葉が飛び交っている。ルッキズムが蔓延する今、顔整い、ギャザー顔、スペ120など、これまでになかった新種の言葉まで軽々しく使われている。
 普段、私たちが目にしたり口にしたりする言葉は、蕾のままの花である。花は蕾のままでも美しいように、言葉だって正しい意味でなくとも伝わる。だけど、花が自身を美しくたらしめ、私たちを魅了するのはやはり咲いている姿だろう。言葉も同じように、ひらいてみれば、その奥に本来の美しい重さが眠っている。誰かを傷つけるためだけの無意味な棘や毒なんかいらない。ひらいて。

言葉をこえる「おかえり」
桜花学園高等学校(愛知県) 伊藤 環さん

 犬は「おかえり」とは言わない。けれど、学校から帰って玄関を開けると、誰よりも早く私を迎えに来る。小さな足音が廊下を走り、しっぽが体ごと揺れる。見上げる目は、今日の出来事を尋ねない。励ましの言葉もくれない。ただそこにいて、今日の私をそのまま受け止めてくれる。胸の奥で固まっていたものが、その沈黙の中で静かにほどけていく。
 人間には言葉がある。日本語、英語、韓国語、中国語、世界には多くの言葉があり、私たちはそれで心を届けようとする。けれど、言葉が違えば思いは遠くなる。また、同じ言葉でも、気をつかいすぎて黙ったり、思わぬ一言で誰かを傷つけたりすることもあるのだ。犬は言葉を持たない。その代わり、全身で伝えてくる。待っていたこと。会えてうれしいこと。そばにいたいこと。しっぽの動き、近づく体温、まっすぐな目。その一つ一つが、時に言葉より深く心に届くことがある。
 これから私は、国や文化の違う人とも出会っていく。その時、流暢な言葉だけが人の心を結ぶのではない。相手の表情を見つめること。笑顔で迎えること。困っている人の隣に、静かに立つこと。そんな小さな行動にも、国境をこえてぬくもりを届ける力がある。
 私は、英語も人間関係もまだ上手ではない。それでも、言葉を探す前に、まず相手の心へ近づける人でありたい。犬が毎日くれる言葉をこえる「おかえり」のように、誰かの心の重さを少し軽くできる人になりたい。

冷笑時代の私たちへ
りら創造芸術高等学校(和歌山県) 兼子 ひかるさん

 最近よく目にする言葉がある。「冷笑系」。何かを熱心に主張したり、取り組んだりする人に対して、「ダサい」「痛い」などと捉える人々を指す。SNSを中心に、若者の間で広く使われている。
 私がこの言葉を知るようになったのは、ある動画がきっかけだった。起業のため、通信制高校を選ぶ子について取り上げた映像だった。応援で溢れているだろうとコメント欄を開く。しかしトップにあったのは、「若気の至り」「自分は周りと違うって思い込んでそう」などの辛辣な言葉だった。どんなものでも批判は必ずつきものだが、こういった意見に多くの賛同が集まっていたのは、少しショックだった。
 だが私は知っている。自分の中にも「冷笑系」が潜んでいることを。「こんな学校にしたい。」と熱く語る同級生を前に、「ただの理想論」と斜に構えてしまう自分がいる。また、それは同時に、自身の成長の機会を奪っている。いざ自ら行動しようとしたとき、「こう思われるのでは」と他人の冷たい視線を恐れ、立ち止まってしまう。誰かへの冷笑は、自分への冷笑をより恐れさせるのだ。
 だからこそ、まず私自身が他者の想いや行動に寛容になりたい。そうすることで、人の目を気にせず一歩を踏み込めるようになると思う。そして、互いの夢や目標を堂々と応援し合える仲間になりたい。

学生審査員賞 1名

テーマ1

不格好な一声
兵庫県立神戸北高等学校(兵庫県) 濵口 陽依さん

※作品は、金賞パートの「テーマ1」に掲載しております。

銀賞 62名

奨励賞 76名

学校特別賞 30校

大賞

大阪学院大学高等学校【大阪府】

応募参加校一覧 576校

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配信元
学校法人大阪経済大学(Zero Press 掲載 11 本)
配信サイト
PR TIMES
カテゴリ
イベント
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