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NPO法人クリーンオーシャンアンサンブルの研究レポートが総合誌「瀬戸内海」第91号に掲載

NPO法人クリーンオーシャンアンサンブルの研究レポートが総合誌「瀬戸内海」第91号に掲載 NPO法人Clean Ocean Ensembleのプレスリリース

出典: NPO法人Clean Ocean Ensemble

NPO法人Clean Ocean EnsembleがPR TIMESで配信したプレスリリースの原文を、Zero Press が転載して掲載しています。

  • #その他

海洋ごみ問題の解決に向けて活動するNPO法人クリーンオーシャンアンサンブル(香川県小豆郡小豆島町、代表理事:江川裕基、田中秀典)の調査チームが執筆した研究レポート

「効率的なごみ回収方法の探索―小豆島のビーチクリーンによる回収・調査・再資源化―」が、

公益社団法人瀬戸内海環境保全協会の発行する総合誌「瀬戸内海」第91号に掲載されました。

本レポートでは、市民が参加する海岸清掃を、海洋ごみの実態把握と回収方法の改善、資源循環につなげる取り組みを紹介しています。

具体的には、参加者がごみの種類ごとに分担して回収する「分別回収型ビーチクリーン」の記録をもとに、参加人数や開催頻度とごみの回収効率との関係の解析に加え、回収したごみの再資源化の可能性を検討しました。

解析では、参加人数が多いほど1人当たりの回収効率が低下する傾向がみられました。

また、対象とした活動で回収したごみのうち、ペットボトルを含め、重量ベースで約6割が再資源化可能なごみであることが分かりました。

掲載誌:総合誌「瀬戸内海」公式ページ https://www.seto.or.jp/information/publish/setonaikai

※本誌の本文のウェブ閲覧は、発行から1年間は会員限定となり、1年経過後は一般公開されます。

当団体の研究レポート:https://cleanoceanensemble.com/knowledge/report/

著者:石山 翔午、室谷 雄作、井上 智晶、谷本 早紀、江川 裕基、中國 正寿

公益社団法人瀬戸内海環境保全協会の発行する総合誌「瀬戸内海」第91号

研究の背景

ビーチクリーンは、市民が身近に参加できる海洋ごみ対策の一つです。

一方で、活動を効率よく継続するためには、回収量に加え、参加人数や作業時間、ごみの種類などを記録し、運営方法を検討することが重要です。

当団体では、小豆島の多尾海岸(たおかいがん)で、ごみの回収、分別および計量を継続してきました。

今回のレポートでは、その記録をもとに、海岸の広さやごみの量に応じた参加人数、開催頻度、再資源化先との連携について考察しました。


分別回収型ビーチクリーンの方法

分別回収型ビーチクリーンでは、参加者ごとに回収するごみを1種類に定め、担当する種類のごみを集めます。

ごみは素材や自治体の分別基準などを踏まえて10種類に分け、それぞれの重量を測定します。

本レポートでは、2023年4月から2025年3月までの2年間に、多尾海岸で実施した25回と海外で実施した2回の計27回を解析対象としました。

各回の活動時間は1時間とし、ごみの種類別回収量、1人が1時間に回収する重量を表す

「回収効率(kg/人・h)」、再資源化可能なごみの量を整理しました。


主な結果

1.27回の活動で730.19 kgを回収

対象とした活動では、延べ311人が参加し、合計730.19 kgのごみを回収しました。

重量が最も多かったのは硬質プラスチックの200.34 kg(約27%)で、次いでペットボトルの149.36 kg(約21%)でした。

種類別に計量することで、回収量の把握とともに、再資源化に向けて優先的に連携を進める対象を検討できました。

2.再資源化可能なごみは約4割、ペットボトルを加えると約6割

再資源化先を確保できるごみの量は274.89 kgで、総回収量の約38%を占めました。

さらに、ペットボトルの再資源化連携が進めば、その割合は約58%まで高まると試算しました。

当団体では、回収したペットボトルを衣料品へ再資源化する連携も開始しています。

これらの割合は、回収したごみのうち再資源化可能と評価した重量の割合であり、実際に再資源化を完了した割合を示すものではありません。

3.参加人数と開催頻度を、活動条件に応じて検討

参加人数と回収効率の関係を解析したところ、人数が多いほど1人当たりの回収効率が低下する傾向がみられました。

両者の関係を表すモデルから、全体の1時間当たり回収量が最大となる人数は約28人と推定されました。

本レポートでは、延長約200 mの多尾海岸における効率面での上限人数の目安を、30人未満としています。

また、前回の回収からの日数と1回当たりの回収量の関係を検討し、当団体の活動条件における開催目安として、月1回程度を提案しました。

こうした人数や頻度は、対象とした活動記録に基づく目安であり、海岸の広さやごみの量などに応じて検討する必要があります。

掲載概要

掲載誌: 総合誌「瀬戸内海」第91号(2026年7月号)

発行日:2026年9月2日

掲載区分: 研究レポート

掲載ページ: 53–54ページ

タイトル: 効率的なごみ回収方法の探索―小豆島のビーチクリーンによる回収・調査・再資源化―

著者: 石山 翔午、室谷 雄作、井上 智晶、谷本 早紀、江川 裕基、中國 正寿

発行元: 公益社団法人瀬戸内海環境保全協会

総合誌「瀬戸内海」は、瀬戸内海の自然・社会・人文科学に関する情報を紹介する刊行物です。

誌面の購入方法を含む詳細は、発行元の公式ページをご覧ください。

調査チームコメント

ビーチクリーンで、ごみの種類や重量、参加人数、作業時間などのデータを記録するには手間がかかりますが、こうした記録は、より効果的な回収方法を考えるための土台になります。

私たちは、現場で得られたデータを活動の改善に生かすとともに、分別したごみを再資源化し、資源循環につなげることを大切にしています。

本レポートが、各地で活動する皆さまにとって、それぞれの海岸の状況に合った運営方法を考え、回収、調査および再資源化を結びつけるための参考になれば幸いです。

今後の展開

クリーンオーシャンアンサンブルでは、今後も回収したごみの分別および定量化を継続し、現場で得られたデータを回収活動の改善と再資源化先との連携に生かしていきます。

また、研究成果やコラムの発信を通じて、産官学民の関係者と知見を共有し、海洋ごみ対策の実践につなげていきます。


クリーンオーシャンアンサンブルは共に未来を変える仲間を募集しています

クリーンオーシャンアンサンブルは、海洋ごみゼロの世界の実現を目指し、日々挑戦を続けています。
この取り組みをさらに前進させるためには、皆さまの力が必要です。

以下の方法で、ぜひご支援・ご参加ください。

●寄付・協賛で支援する

いただいた寄付は、海洋ごみ回収装置の設置、データ化ツールの開発、現場活動の継続などに活用されます。
単発でのご寄付、マンスリーサポーターとしての継続的なご支援のいずれも歓迎しています。

▶詳細はこちら: https://donation.cleanoceanensemble.com/

企業の皆さまとは、CSR活動の一環として、当団体公式サイトへの企業ロゴ掲載、回収支援証明書の発行、共同PRなどで連携できます。

▶お問い合わせ:https://cleanoceanensemble.com/contact/

●ボランティア・プロボノとして参加する

当団体では、以下の分野のスキルを活かしてくださる仲間を募集しています。

ITエンジニア

マーケティング

営業・協賛パートナー支援

人事

現場エンジニア(小豆島)

詳細を知りたい方は月1回開催しているプロボノ説明会にぜひご参加ください。

(プロボノ参加に関すること以外にも、当団体の活動に関するご質問を受け付けています)

▶ プロボノ/ボランティア説明会はこちら:https://peatix.com/group/12922636

団体概要

・名称:NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル(NGO Clean Ocean Ensemble)

・住所:香川県小豆郡小豆島町坂手甲986番地

・設立:2020年12月

・代表理事:江川裕基、田中秀典

・主な活動国:日本、モザンビーク、東ティモール

・公式サイト:https://cleanoceanensemble.com/

・公式SNS:https://cleanoceanensemble.com/support/follow/

団体名には、Clean(綺麗な)Ocean(海を)Ensemble(より多くの人と一緒に)というメッセージを込めています。

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配信元
NPO法人Clean Ocean Ensemble(Zero Press 掲載 3 本)
配信サイト
PR TIMES
カテゴリ
技術・開発
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