【岡山大学】地域中核・特色ある研究大学の取り組み~ヘリウムコンソーシアム構築に向けたヘリウムリサイクルワークショップを開催、約200人が参加~
◆概 要 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の研究機器共用体制・整備等強化促進に関するタスクフ...
ぷれりり掲載リリースがぷれりりで配信したプレスリリースの原文を、Zero Press が転載して掲載しています。

◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の研究機器共用体制・整備等強化促進に関するタスクフォース(チーム共用)機関連携部門は、2026年6月22日 に「ヘリウムリサイクルワークショップ」を本学津島キャンパスの共創イノベーションラボ(KIBINOVE:きびのべ)にて対面とオンラインのハイブリッド形式で開催し、全国からオンラインを含め約200人が参加しました。
本ワークショップは、価格高騰や供給不安が深刻化するヘリウムについて、先進的なリサイクルや使用済設備からの回収の取り組みを紹介し、ヘリウムの安定供給に向けた課題や解決策についてヘリウムリサイクルに関わる研究者や技術職員等による議論を行うことでさまざまな地域における新たなリサイクルネットワーク形成や全国が一丸となりヘリウム関連の課題解決を目指すネットワーク構築につなげることを目的に開催しました。
開会にあたり、本学の那須保友学長が研究基盤におけるヘリウムリサイクルの重要性を強調した上で「ワークショップにおいて今後の発展に向けた活発な議論が交わされることを期待したい」とあいさつしました。
本ワークショップは、講演とパネルディスカッションの2部構成となっており、前半の講演では、まず文部科学省研究振興局大学研究基盤整備課の奥村皓輝研究設備・研究支援係⾧が「国立大学法人等の研究基盤等の状況と期待について」と題した講演で第7期科学技術・イノベーション基本計画の概要や、研究基盤強化に関する関連予算等の動向および国立大学法人等の機能強化の方向性について話しました。
次に、へリウムリサイクルの取り組み紹介の講演があり、まず本学から機関連携部門の石井誠副部門長(総合技術部機器分析・動植物資源技術課長)と山﨑秀顕副部門長(研究・イノベーション共創管理統括部研究協力課専門員)が「岡山大学における“He3”プロジェクト」と題して「中四国・播磨HeReNet(中四国・播磨ヘリウムリサイクル事業ネットワーク)」の取り組みや岡山大学が事務局となりヘリウムリサイクル関係のグループ形成、取り組み・課題の情報発信・共有、連携強化を目的として設立するヘリウムコンソーシアム(英語名:Helium Consortium of Japan:HeliCon-J)(6月11日 規約策定)について講演しました。
また、米子工業高等専門学校技術教育支援センターの日野英壱技術専門職員と奈良工業高等専門学校物質化学工学科の亀井稔之教授が各校におけるリサイクルの取り組みを紹介しました。
続いて、理化学研究所仁科加速器科学研究センター加速器基盤研究部核変換技術研究開発室の奥野広樹副部⾧・室⾧が使用済みMRIからのヘリウムリサイクル事業(RIKEN-HeLP)等について、岩手大学技術部理工学系技術部理工学系第一技術室の千葉寿室⾧と中村光輝技術専門員が岩手医科大学の使用済MRIからの回収やヘリウムセンサー開発等について、電気通信大学研究設備センター低温部門小林利章学術技師が全国的なヘリウムネットワーク構築の必要性について講演しました。
後半のパネルディスカッションでは、「各地域でのリサイクルや使用済設備からの回収の課題と解決策について」をテーマに、本学研究機器共用体制・整備等強化促進に関するタスクフォースの畑中耕治副タスクフォース⾧・機関連携部門長・主任URAがファシリテーターとなり、オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社MRI事業部入江健弘カスタマーサポートグループサービスエンジニア、理化学研究所奥野広樹副部⾧・室⾧、岩手大学中村光輝技術専門員、電気通信大学小林利章学術技師が活発な議論をしました。この中でヘリウム価格高騰に伴う使用済設備からのヘリウム回収の必要性やMRIに関わるステークホルダー、利益分配、商品としてのブランド力等さまざまな課題について共有し、課題解決に向けて今後協力しながら取り組んでいくことやヘリウムコンソーシアム設立に向けたアクションを行うことを確認しました。それぞれの講演後には登壇者と会場やオンラインの参加者との質疑応答もあり、その中で活発な議論が交わされました。本ワークショップは、本学の研究・イノベーション共創管理統括部の河本雅紀部長のあいさつで閉会となりました。
閉会後には本学Jテラスカフェで情報交換会が開催され、翌日には学内の回収・液化設備やガス回収ラインが設置されていないMRI装置のヘリウム回収現場(薬学部)の見学会が開催されました。
本学研究機器共用体制・整備等強化促進に関するタスクフォース長である佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URAは、「供給不安と価格高騰がある中、日本の他の地域でもリサイクルができるよう他機関と協力していくことは経済安全保障の点からも重要である。今回のワークショップをきっかけにヘリウムのオールジャパン体制構築を進め、液体ヘリウムを用いた研究・開発の裾野を大きく拡げることも目指していきたい」と述べました。
本学は、開かれた地域中核・特色ある研究大学として「中四国・播磨HeReNet」および「HeliGet」を通じて、学内のみならず近隣の大学や研究機関、高等専門学校、企業等に液体ヘリウムを供給することで、液体ヘリウムを用いた研究・開発の裾野を大きく拡げることを目指しています。またヘリウムは100%海外に依存しているため、本取り組みは経済安全保障の点からも極めて重要です。
さらに本学では、次世代のヘリウムユーザーの育成およびヘリウム価格の安定化を目的とした、ヘリウム関連の人材育成プログラム「HeliSET」の開発も進めており、「HeReNet」、「HeliGet」、「HeliSET」を一体の取り組みとして、「”He3”プロジェクト」として今後も推進していきます。
引き続き、開かれた地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と参画機関らが進めるわが国の研究力向上・イノベーション創出強化、そして経済安全保障の枠組みにおける重要な取り組みへの挑戦に、どうぞご期待ください。
◆参 考
・岡山大学ビジョン3.0・岡山大学長期ビジョン2050
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/ou-vision.html
・国立大学法人岡山大学研究大学宣言
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003808.000072793.html
・岡山大学共創イノベーションラボ(KIBINOVE:きびのべ)
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/kigyo/kibinove/
・岡山大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)
https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学研究・イノベーション共創機構
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学総合技術部
https://techall.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学コアファシリティポータルサイト(CFPOU)
https://corefacility-potal.fsp.okayama-u.ac.jp/
・SXプラットフォーム~「所有」から「共有」へ。研究機器のお得なレンタル・リースプラットフォーム~
https://sxplatform.jp/
・岡山大学He3プロジェクト
http://www.magnet.okayama-u.ac.jp/He3project/
◆本件お問い合わせ先
岡山大学研究機器の共用の体制・整備等の強化促進に関するタスクフォース(チーム共用) 機関連携部門
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス
TEL:
E-mail:herenetoffice◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id15464.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
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