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住所だけを借りるとき。登記と郵便で確認しておくこと

通販を始めるとき、事業者の情報として住所を表示する必要があります。自宅で仕事をしている場合、そこに自宅の住所が並ぶことになります。

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通販を始めるとき、事業者の情報として住所を表示する必要があります。自宅で仕事をしている場合、そこに自宅の住所が並ぶことになります。

賃貸の物件で、契約上そこを事業の所在地にできない場合もあります。どちらのときも、住所だけを借りるという選択肢が出てきます。

この記事では、住所を出したくない事情、登記に使えるかどうかの見方、郵便物の受け取り、電話と来客の扱い、契約時の審査、そして解約するときに起きることを整理します。

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自宅住所を出したくないという事情

理由は、人によって違います。

一つめは、公開する必要がある場面です。通販の事業者情報、名刺、契約書、案内文。自宅で仕事をしていると、そのまま住所が出ます。

二つめは、契約上の制約です。住居として借りている物件では、事業の所在地として使えない場合があります。契約書に定めがあるので確認してください。

三つめは、印象の問題です。取引先から見たときに、事業の所在地が住宅であることが気になるという人もいます。

四つめは、家族の事情です。同居する人の生活の場が公になることを避けたい、という判断です。

どの理由であっても、住所を借りるという方法で対応できる部分があります。ただし、借りた住所で何ができるかは、契約の内容によって変わります。

まず、自分が何のために住所を必要としているかを整理してください。表示のためだけなのか、登記までするのか。ここで選ぶプランが変わります。

住所を使う場所も書き出しておいてください。通販の表示、名刺、請求書、契約書、公的な届出。数が多いほど、後で変更するときの手間が増えます。

なお、住所を借りれば自宅の情報が完全に隠れるわけではありません。手続きによっては個人の住所が求められる場面があります。何が公開されて何が公開されないかは、制度ごとに違います。

登記に使えるかは契約内容で決まる

いちばん確認が要るのがここです。

住所を借りるサービスには、プランが分かれていることがあります。表示や郵便の受け取りだけができるプランと、登記にも使えるプランです。

安いプランを選んで、あとから登記に使えないと分かる。これがよくある行き違いです。申し込みの前に、自分の用途を伝えて確認してください。

自由テキストは、コワーキングスペースを運営する事業者による住所の貸し出しです。賃貸で登記ができない場合や、通販に住所を載せたくない場合の利用が挙げられています。住所の利用は地域を問わず可能と案内されています。条件は変わるため、申し込み前に公式サイトで確認してください。

登記に使える場合でも、注意点があります。同じ住所に多くの事業者が登記していることがあり、それが取引や口座の開設に影響する場合があります。可否は個別の判断になるため、断定はできません。

金融機関の口座を開設できるかどうかも、同様です。開設できると案内されていても、審査は金融機関が行います。

法人を設立する手続き全体については、こちらの記事で扱っています。https://zero-press.net/columns/houjin-setsuritsu-tetsuzuki

郵便物の入ったポスト

郵便物をどう受け取るか

住所を借りると、そこに郵便物が届きます。受け取り方は契約によって変わります。

転送の形。決まった頻度で、指定した住所に転送されます。頻度は週に一回、月に一回など、プランによって違います。

来店して受け取る形。近くに住んでいるなら、この形も選べます。

通知の仕組みがあるかも確認してください。届いた郵便物を写真で確認できる仕組みを持つ事業者もあります。急ぎのものかどうかを、開封前に判断できます。

登記に使えるバーチャルオフィスの入会は、東京都心部の住所を利用できるサービスです。会議室の利用や、来客の対応についても案内されています。料金やプランは変わるため、申し込み前に公式サイトで確認してください。

扱えないものもあります。大きな荷物、本人が受け取る必要のある郵便、代金を支払って受け取るもの。こうしたものの取り扱いは、事業者ごとに違います。

重要な書類が届く可能性があるなら、転送の頻度は短いほうが安全です。税務や社会保険に関する通知には、期限があるものがあります。

電話番号と来客対応

住所とは別に、電話番号の扱いも考える必要があります。

自分の携帯番号を公開したくないなら、番号を借りるという選択があります。転送する形、取り次いでもらう形など、方式が分かれます。

取り次ぎがある場合は、対応の時間帯を確認してください。営業時間外にかかってきた電話がどうなるかも聞いておきます。

来客への対応が必要かどうかも、事前に考えておいてください。打ち合わせの場所が要るなら、会議室を使える契約かどうかを見ます。

会議室は、無料で使える時間が含まれる場合と、都度の費用がかかる場合があります。使う頻度から、どちらが得かを計算してください。

ただし、これらは全員に必要なものではありません。通販の表示のためだけなら、住所だけで足ります。使わない機能に払い続けるのは避けてください。

仮の拠点として使う考え方は、こちらの記事で扱っています。https://zero-press.net/columns/virtual-office-karigo

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契約時の審査という前提

住所を貸すサービスには、審査があります。

これは、事業者が慎重だからというより、法律上の要請によるものです。犯罪による収益の移転を防ぐための制度があり、本人確認や事業内容の確認が求められます。

だから、申し込みの際には書類の提出を求められます。本人確認の書類、事業の内容が分かる資料、場合によっては事業計画。

そして、断られることもあります。取り扱わない業種を定めている事業者もあります。自分の事業が対象になるかは、申し込み前に確認してください。

審査に時間がかかる場合もあります。事業の開始日が決まっているなら、余裕を持って申し込んでください。

契約後の使い方についても、決まりがあります。届出た事業内容と違う使い方をすると、契約を解除されることがあります。

こうした手続きがあることは、利用する側にとっても悪いことではありません。手続きの緩いサービスを選ぶと、同じ住所を使う事業者の質が下がる可能性があります。

契約後に事業の内容が変わったときも、届け出が必要になることがあります。始めたときと違うことをするなら、事前に相談してください。

支払いが滞ったときの扱いも確認しておきます。住所が使えなくなると、届出た所在地と実態が食い違う状態になります。事業に直接影響する部分なので、支払いの管理は確実にしてください。

ビジネス書類と印鑑

解約するときに起きること

始めるときには意識しませんが、やめるときにも作業があります。

登記に使っていた場合は、住所の変更登記が必要になります。手続きと費用が発生します。

取引先への通知も要ります。契約書、請求書、名刺、サイトの表示。住所を記載している場所をすべて洗い出して、変更します。

郵便物の追い方も考えてください。旧住所に届いたものがどうなるか、一定期間の転送があるか。取引先への案内が行き渡るまで、時間がかかります。

そして、解約の申し出の期限です。月末までなのか、一か月前なのか。ここを知らないと、余分に費用が発生します。

始める前に、この道筋を一度見ておいてください。移りやすさも、選ぶときの材料になります。

長く使う前提なら、事業者の継続性も見ておくとよいでしょう。運営が止まると、住所が使えなくなります。運営の年数や、拠点の数が判断の材料になります。

将来的に実際の事務所を借りる可能性があるなら、その時期も想定しておいてください。人を雇う、在庫を置く、来客が増える。事業が変われば、住所だけでは足りなくなります。

よくある質問

登記に使えますか

プランによって異なります。用途を伝えて、登記が可能かを申し込み前に確認してください。

郵便物はいつ届きますか

転送の頻度によります。週に一回、月に一回など、プランごとに違います。

審査は厳しいですか

法律上の要請にもとづく確認が行われます。取り扱わない業種を定めている事業者もあります。

来客への対応はありますか

会議室や取り次ぎの有無は事業者によります。必要かどうかを先に決めてから選んでください。

解約したら住所はどうなりますか

使えなくなります。登記していた場合は変更の手続きが必要です。

費用はどれくらいですか

プランによって幅があります。使わない機能を含まない形を選んでください。

まとめ

まず、自分が何のために住所を必要としているかを整理してください。表示だけなのか、登記までするのかで、選ぶプランが変わります。

郵便物の受け取り方は、転送の頻度と扱えないものを確認する。期限のある書類が届く可能性を見込んでください。

そして、解約したときに何が起きるかまで見ておく。始める前に道筋が見えていれば、後で困りません。税務や法務の判断が必要な部分は、専門家に相談してください。料金やプランは変わるため、申し込み前に公式サイトで確認してください。

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