日本人講師のオンライン英会話。初心者と発音のやり直しに向く理由
オンラインの英会話を始めてみたものの、数回でやめてしまった。そういう人は少なくありません。理由を聞くと、内容の難しさよりも「何を話せばいいか分からなかった」「直された理由が分からなかった」という答えが返ってきます。
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オンラインの英会話を始めてみたものの、数回でやめてしまった。そういう人は少なくありません。理由を聞くと、内容の難しさよりも「何を話せばいいか分からなかった」「直された理由が分からなかった」という答えが返ってきます。
このつまずきは、講師が誰かによって大きく変わります。母語で説明を受けられる環境なら、止まっていた場所を越えられることがあります。
この記事では、続かなかった理由の整理、日本語で説明を受ける利点、担任制と都度予約の違い、発音をやり直すという学び方、そして料金の見比べ方をまとめます。
外国人講師で続かなかった理由
まず、つまずく場所はだいたい決まっています。
一つ目は、質問の仕方が分からないことです。分からない箇所を英語で説明できないため、そのまま流れてしまいます。分からないことを伝えるのが一番難しい、という状態になります。
二つ目は、沈黙が気まずいことです。考えている時間が続くと申し訳なくなり、分かったふりをして先へ進みます。
三つ目は、直された理由が分からないことです。言い直しをしてもらっても、なぜそちらが自然なのかが分からなければ、次に活かせません。
四つ目は、話す内容が用意できないことです。自由会話の時間が長いほど、話題を探すことに気力を使います。
五つ目は、続ける理由が曖昧なことです。いつか話せるようになりたい、という動機は強く見えて実は弱く、忙しい週に真っ先に削られます。
これらは英語力の問題というより、学ぶ環境の設計の問題です。同じ人でも、環境を変えると続くことがあります。
もう一つ、始める時期の問題もあります。仕事や家庭が立て込んでいる時期に始めると、最初の数回で予定が崩れます。少し落ち着く見込みのある時期を選ぶだけで、続き方が変わります。
日本語で説明を受ける利点
母語で説明を受けられる形には、はっきりした利点があります。
一つは、文法の細かい違いを理解しやすいことです。時制のずれ、冠詞の使い分け、似た意味の単語の差。こうした説明は、母語のほうが速く正確に伝わります。
二つは、質問のハードルが下がることです。分からない箇所を日本語で聞けるなら、その場で止めて確認できます。
三つは、資格試験の対策と相性が良いことです。試験には形式があり、解き方の説明が必要になる場面があります。ここは説明の言語が効きます。
ワールドトーク(日本人講師のオンライン英会話)は、日本人の講師を中心に据えたオンライン英会話です。講師の多くが日本人で、全員が日本語で会話できるとされています。文法の説明が必要なレッスンや、英検やTOEICの対策の実績が豊富であることが特徴として案内されており、海外に住む講師も多く在籍しています。月額のプランがいくつか用意され、無料の体験レッスンから始められます。料金やプランの内容は変わることがあるため、公式サイトで最新の情報を確認してください。
外国人の講師が良くない、という話ではありません。ある程度話せるようになってから、自然な言い回しに触れる段階では、母語話者との時間が効きます。段階によって向く相手が違うだけです。

担任制と都度予約の違い
予約の仕組みにも二つの形があります。
都度予約の形は、毎回自分で講師を選びます。空いている時間から選べるため予定を組みやすく、いろいろな相手と話せます。
担任制の形は、同じ講師が続けて見ます。前回の内容を覚えてもらえるため、説明を最初からやり直す必要がありません。積み上げる感覚が持ちやすくなります。
音で覚える英会話ブルックリンメソッドのKatie's New Yorkは、日本語も使えるバイリンガルの講師による担任制のマンツーマン形式をとっています。これから始めたい人や、一度やめてしまってやり直したい初級・中級の人を、長期的に見ていく設計だと案内されています。続けられることを重視した仕組みだとされているため、過去に続かなかった経験がある人には検討の材料になります。
どちらが良いかは、性格と目的で分かれます。毎回違う相手のほうが緊張感を保てる人もいれば、同じ相手のほうが安心して話せる人もいます。
体験の段階で、両方の形を試してみると自分の傾向が分かります。
発音をやり直すという学び方
会話の練習とは別に、音そのものを学び直す形もあります。
前提として、聞き取れない音は出せません。逆に、自分で出せるようになった音は聞き取れるようになります。この関係があるため、発音の練習は聞く力にもつながります。
日本語にない音の作り方は、感覚では身につきにくい部分です。舌や唇の位置を具体的に示してもらうほうが早くなります。
音声学という言語学の分野をもとに発音を扱うスクールもあります。学問的な根拠に沿って、聞き取れない、発音が伝わらないという悩みに対応する形です。対象としては一定の水準以上の人を想定しつつ、初級の人も含めて幅広く受け入れているとされています。
発音の練習は、短期間で完了するものではありません。数か月かけて癖を入れ替える作業になります。急いで成果を求めると続きません。
会話の練習と並行して進めるより、一定期間だけ集中して取り組むほうが効率が良い場合もあります。
自分の音を録って聞くのも有効です。話しているときの感覚と、実際に出ている音は違います。最初は聞くのが気まずいものですが、変化を確かめる材料になります。
到達点についても、現実的に置いてください。母語話者と同じ音になることを目標にすると、いつまでも届きません。相手に伝わる、聞き返されない。この水準を目安にするほうが続きます。
料金の形を見比べる
料金の見え方は、サービスによってかなり違います。
月額のプランで回数が決まっている形が一般的です。この場合、月にどれだけ話す想定かで向くプランが変わります。多く用意されたプランのうち、下から二番目くらいが実際に消化できる量ということもあります。
回数の繰り越しができるかも確認してください。仕事や家庭の事情で受けられない月は必ず出てきます。有効期限を延ばす仕組みがあるかどうかで、無駄になる分が変わります。
入会金の有無も見ます。月額が安く見えても、初期にまとまった費用がかかる形もあります。
そして、休会の扱いです。しばらく止めたいときに、退会するしかないのか、休める仕組みがあるのか。長く続けるつもりなら、ここは重要です。

続けるための組み立て
最後に、続けるための実務的な工夫を挙げます。
時間帯を固定してください。夜の同じ時刻に入れておくと、予定として扱えます。空いた時間に入れる形だと、忙しい週から抜け落ちます。
話す話題を用意しておきます。今週あったこと、読んだ記事、仕事の出来事。三つ用意しておけば、沈黙で消耗しません。
レッスンの記録も残します。習った表現を一行だけ書き留めておく。次回の冒頭で使えば定着します。
目標は小さく置いてください。半年で流暢に、ではなく、まず三か月続ける。続いた実績が次の期間を支えます。
仕事の場面で使う英語を意識するなら、https://zero-press.net/columns/business-eigo-shigoto も参考になります。読む力を並行して鍛えたい場合は、https://zero-press.net/columns/eigo-reading-jissen で扱っています。
よくある質問
まったくの初心者でも大丈夫ですか
日本語で説明を受けられる形なら、始めやすくなります。体験のときに、初心者向けの進め方があるかを確認してください。
子どもも受けられますか
対象の年齢はサービスによって違います。学校の進度に合わせたレッスンや試験対策を扱っているところもあります。案内で確認してください。
資格試験の対策はできますか
対応しているサービスがあります。試験の種類と、どの級やスコアの範囲まで扱うかを事前に聞いてください。
費用はどのくらいかかりますか
月額のプランで幅があります。月に何回話す想定かを決めてから、その回数に合うプランで比べてください。
休むことはできますか
休会の仕組みがあるかどうかはサービスによります。長期で続けるつもりなら、申し込む前に確認しておくと安心です。
必要な機材はありますか
通信の環境と、音を扱う機器があれば始められる形が一般的です。マイク付きの機器があると音が安定します。
外国人講師とどちらが良いですか
段階によります。説明が必要な時期は母語で受けられる形が、自然な言い回しに触れたい時期は母語話者との時間が向きます。
まとめ
三点にまとめます。
一つ目は、つまずきの場所を知ること。質問できない、沈黙が気まずい、直された理由が分からない。ここに当てはまるなら、環境を変える価値があります。
二つ目は、説明の言語で選ぶこと。文法や試験対策の段階では、母語で説明を受けられる形が効きます。
三つ目は、料金を月の回数で見ること。プランの安さではなく、実際に消化できる回数で比べてください。
続かなかった経験は、英語に向いていない証拠ではありません。環境の選び直しで変わる部分は、思っているより大きいものです。








