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捨てる量を減らす暮らし。買い方と生ごみ、二つの入口から

冷蔵庫の奥から、期限の切れたものが出てくる。買ったことを忘れていた袋が棚に残っている。生ごみの袋が、夏場は特に気になる。

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冷蔵庫の奥から、期限の切れたものが出てくる。買ったことを忘れていた袋が棚に残っている。生ごみの袋が、夏場は特に気になる。

捨てる量を減らすという話は、意識の問題として語られがちです。ただ実際には、買う段階と捨てる段階の両方に手を入れないと変わりません。

この記事では、まず量を把握する方法、買い方を変える工夫、行き場のない商品を買うという選択、食べきる手当て、そして生ごみの扱いを整理します。

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捨てているものを一度数える

最初にやるのは、記録です。

一週間、捨てたものを書き出してください。品名と、だいたいの量。それだけで構いません。

やってみると、傾向がはっきり出ます。買いすぎている品目、いつも使い切れない調味料、期限を見落としやすい場所。人によって偏りが違います。

生ごみの量も同じように見ます。調理のときに出るものと、食べ残しから出るもの。原因が違えば、手当ても違います。

この段階では減らそうとしないでください。減らそうとすると、記録が正確でなくなります。

一週間分がそろったら、上位の三つだけを見ます。全部を直そうとせず、量の多いものから手をつけるほうが効きます。

パンや惣菜のように、日持ちのしないものが上位に来る家庭は多いようです。買う量そのものを見直す余地があります。

買い方を変えるという入口

買い方には、いくつか変えられる点があります。

一つ目は、量です。まとめ買いは単価が下がりますが、使い切れなければ意味がありません。実際に消費した量を基準にしてください。

二つ目は、期限です。すぐ使うものは手前から取る。この習慣だけで、店側の廃棄も家庭の廃棄も減ります。

三つ目は、頻度です。まとめて買う回数を減らすほど一回の量が増えます。冷蔵庫の容量と、家族の生活の形に合わせて決めてください。

四つ目は、買う前の確認です。冷蔵庫の中身を写真に撮ってから出かける。単純ですが、重複買いはかなり減ります。

五つ目は、献立です。作るものを決めてから買うと、余りが出にくくなります。逆に、余った材料から献立を決める日を作るのも有効です。

そして、安いから買うという判断を一度止めてみてください。使い切れなければ、安さは意味を持ちません。

買い物のあとの置き方も影響します。買ってきたものを奥に押し込むと、前からあったものが見えなくなります。新しく買ったものを奥に、先にあるものを手前に。この順番を守るだけで、期限切れはかなり減ります。

置き場所を決めておくのも有効です。この棚には乾物、この段には調味料、と決めておくと、同じものを二つ買うことがなくなります。

木の板に置かれたパン

行き場のない商品を買うという選択

家庭の外にも、捨てられそうなものがあります。

品質に問題はないのに、期限が近い、規格から外れている、通常の流通に乗らない。そうした理由で行き場を失う商品は一定量あります。

ロスオフは、在庫を抱えている生産者や卸、販売者と、購入したい人を直接つなぐ販売の仕組みです。出品している人と直接やり取りができ、事情のある商品を特別な価格で購入できる形が案内されています。通常の市場には出回らない商品に出会えることもあるとされています。

こうした仕組みを使うときは、なぜその価格なのかを確認してください。期限が近いのか、外装に傷があるのか、量が多いのか。理由によって、買ってよいかどうかが変わります。

期限が近い商品は、すぐ使う予定がある場合だけ買ってください。安く買って結局捨てるのでは、元の問題に戻ります。

パンのように日持ちのしないものを扱う仕組みもあります。全国の店から、その日に売り切れなかった分をまとめて送る形で、冷凍で届くものが中心です。届いたらすぐ冷凍庫へ入れる前提で、置き場所を空けてから注文してください。

送料の扱いも確認します。商品が安くても、送料を含めた合計で見ないと判断できません。

届く量も確認してください。まとめて届く形の商品は、想像より多いことがあります。冷蔵庫と冷凍庫に入るかどうかを、注文の前に確かめておいてください。

食べきる工夫

買ったあとの手当ても、量に直結します。

保存の方法を見直してください。野菜は種類によって適した温度が違い、そのまま冷蔵庫に入れると早く傷むものがあります。

下ごしらえをして保存する方法も有効です。使う分に切って冷凍しておくと、使うときの手間が減り、結果として使い切れます。

冷凍庫の使い方も見直します。何が入っているか分からない状態だと、奥のものは使われません。中身を書いた紙を扉に貼るだけでも変わります。

作りすぎも原因の一つです。多めに作って翌日も食べる形は、二日目に飽きて残ることがあります。味を変える手当てを一つ持っておくと消化できます。

日持ちのする形に変えるのも手です。煮る、干す、漬ける。手間はかかりますが、捨てる量は確実に減ります。

そして、食べきれないと分かった時点で早めに冷凍してください。傷んでからでは選択肢がなくなります。

期限の表示の意味も知っておくと判断しやすくなります。おいしく食べられる期間を示すものと、安全に食べられる期限を示すものでは扱いが違います。詳しい説明は消費者庁や自治体の案内で確認できます。

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生ごみをどう扱うか

捨てる段階の話に移ります。

まず、水を切ることです。生ごみの重さの多くは水分で、絞るだけで量もにおいも変わります。

冷凍しておく方法もあります。回収の日まで冷凍庫に入れておけば、においが出ません。抵抗がある人もいますが、夏場は効果が大きい方法です。

新聞紙に包む、乾かしてから捨てるといった方法もあります。手間と効果の釣り合いで選んでください。回収の曜日に合わせて、出す前日にまとめる形にすると負担が偏りません。

機器を使うという選択肢もあります。ナクスル(家庭用生ごみ処理機)のように、家庭で使う生ごみの処理機が販売されています。においや手間の面で従来の課題に対応した製品として案内されており、価格や仕様は公式サイトで確認してください。

導入を検討するときは、置き場所、電気の使用量、動作の音、投入できるものの種類を確認してください。集合住宅では設置できる場所が限られることもあります。

自治体によっては、こうした機器の購入に対する補助の制度を設けている場合があります。お住まいの自治体の案内を確認してみてください。

台所のごみ箱

続けるための線引き

最後に、続け方の話です。

完璧を目指さないでください。捨てる量をゼロにすることは現実的ではありませんし、目指すと苦しくなります。

減らせた分を数えるほうが続きます。先月より一袋減った。それで十分な結果です。

家族がいる場合は、押しつけないことも大切です。自分の基準を家族に求めると、関係のほうが先に傷みます。

手間が増えすぎたと感じたら、一度戻してください。続かない方法は、そもそも合っていません。

季節によっても変わります。夏は傷みが早く、冬は保存が楽です。同じやり方を通年で続ける必要はありません。

環境への貢献という言い方も、あまり大きく構えないほうが続きます。自分の家の負担が減った、費用が少し浮いた。手元で確かめられる変化のほうが、動機として長持ちします。

家の中の物全体を見直す段階なら、https://zero-press.net/columns/jikka-katazuke-kiki-shobun が参考になります。日々の手間を減らす道具については、https://zero-press.net/columns/kurashi-benri-goods で扱っています。

よくある質問

訳ありの商品は品質が悪いのですか

理由はさまざまです。期限が近い、外装に傷がある、規格から外れている。商品ごとに事情が書かれているので、確認してから買ってください。

送料はどのくらいかかりますか

出品者や仕組みによって違います。商品の価格だけでなく、送料を含めた合計で判断してください。

冷凍したものはどのくらい持ちますか

品目と保存の状態によります。いつ入れたかを書いておくと、忘れずに使えます。

生ごみ処理機の電気代はどのくらいですか

製品と使い方によります。仕様は公式サイトで確認し、置き場所と音もあわせて検討してください。

集合住宅でも使えますか

設置の場所や排気の条件があります。管理規約と、置ける場所の広さを確認してください。

手間は増えませんか

方法によります。水を切る、冷凍するといった手当ては手間が小さく、続けやすい部類です。

何から始めればよいですか

一週間の記録からです。何をどれだけ捨てているかが分かれば、手をつける場所が決まります。

まとめ

三点にまとめます。

一つ目は、まず数えること。捨てている中身が分からなければ、変えるところも決まりません。

二つ目は、買い方を変えること。量、期限、頻度、買う前の確認。ここで減る分が一番大きくなります。

三つ目は、捨てる段階も見直すこと。水を切る、冷凍する、機器を使う。手間と効果の釣り合うところを選んでください。

一度に全部を変える必要はありません。上位の三つから手をつけるだけで、量は目に見えて変わります。

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