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掃除の仕事で独立する。加盟する形と、案件の入り方を確かめる

掃除の仕事で独立する、と聞いて思い浮かぶ形は人によってばらばらです。個人で看板を出して近所から仕事を受ける形もあれば、大きな会社の名前を借りて現場に入る形もある。同じ「独立」でも、契約の作りが違えば、日々の中身も収入の入り方もまったく違

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掃除の仕事で独立する、と聞いて思い浮かぶ形は人によってばらばらです。個人で看板を出して近所から仕事を受ける形もあれば、大きな会社の名前を借りて現場に入る形もある。同じ「独立」でも、契約の作りが違えば、日々の中身も収入の入り方もまったく違います。

体を使う仕事で独立したい、手に職をつけたい、勤めながら副業として始めたい。動機は人それぞれですが、決める前に見ておくべき項目はほぼ共通しています。費用がどこにかかるか、仕事がどこから来るか、辞めたいときにどうなるか。

この記事では、掃除の仕事で独立するときに確かめる項目を順番に並べます。始めることを勧める記事ではありません。向く場合と向かない場合の両方を見て、自分で決めるための材料として読んでください。

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掃除の仕事で独立するとはどういうことか

まず、雇われて働く形と、自分で受ける形の違いを整理します。

雇われる形では、決められた時間に決められた現場へ行き、働いた分の給与を受け取ります。道具や洗剤は会社のもので、現場は会社が取ってきます。仕事の量が読める代わりに、単価は会社の取り分を引いたものになります。家事の経験を仕事にする入口としては、この形が現実的です。その考え方は https://zero-press.net/columns/kaji-daikou-hataraku にまとめました。

自分で受ける形では、現場ごとの料金がそのまま自分の売上になります。代わりに、道具も洗剤も移動も自分持ちで、仕事がない日は収入もありません。確定申告も自分でやります。

その中間に、名前と仕組みを借りて自分で受ける形があります。加盟して看板を使わせてもらい、現場は本部から回ってくる。売上は自分のものですが、そのうちいくらかを本部に払います。

どの形が向くかは、営業をどれだけやりたいかで大きく分かれます。自分で取ってくるのが苦にならないなら独立の自由度が高い形が合いますし、作業に集中したいなら仕事が回ってくる形が合います。

働く時間帯も形によって変わります。住まいの掃除は在宅の都合に合わせるため日中が中心になり、店舗や事務所は営業時間の外に入ることがあります。家庭の予定と合うかどうかは、案件の種類で決まる部分が大きい。

加盟する形にはいくつか種類がある

加盟と一口に言っても、本部が何を担うかで種類が分かれます。

看板と手順だけを提供する形があります。研修を受けて技術を身につけ、名前を使って自分で営業する。本部への支払いは比較的軽い代わりに、仕事は自分で取ります。

仕事の紹介まで担う形があります。本部が広告と受付をまとめて行い、加盟した人に現場を割り振る。営業の負担は減りますが、仕事の量と種類は本部の集客に左右されます。

道具や洗剤の供給まで含む形もあります。決められた資材を使う代わりに、仕入れの手間が減ります。ただし資材の価格は本部が決めることになります。

大枠の考え方は掃除に限りません。加盟の仕組みそのものの見方は https://zero-press.net/columns/franchise-kamei-hajimekata に整理してあります。掃除の場合はそこに、現場が屋内であること、水と電気を借りること、住まいに入ることといった事情が加わります。

費用のかかり方を分解して見る

費用は、始めるときにかかるものと、続けてかかるものに分けて見ます。

始めるときにかかるのは、加盟にあたっての金銭、研修の費用、道具と洗剤の一式、移動の手段です。加盟にあたっての金銭を求めない仕組みもありますが、その場合でも研修や道具の費用は別に立つことがあります。何が含まれ、何が別なのかを一項目ずつ確かめます。

続けてかかるのは、本部への支払い、洗剤や消耗品の補充、車の維持費、保険です。本部への支払いは、売上に対する割合の形と、定額の形があります。仕事が少ない月にどう効くかは、この形で変わります。

保険は見落としやすい項目です。人の家や店で作業する以上、物を壊す可能性はゼロにできません。賠償に備える保険に入るかどうか、加盟の条件に含まれているかどうかを確かめます。

開業に伴う手続きも並べておきます。開業の届け出、屋号をどうするか、帳簿の付け方、確定申告。事業として続けるなら避けて通れない部分で、初年度は思ったより時間を取られます。

加盟の条件と案件の入り方を説明会で聞ける独立開業のプランのような窓口では、説明会や資料請求の段階でこうした費用の全体像を聞けます。その場で金額を聞き取り、始めるときと続けるときに分けて書き出してみると、比べられる形になります。

案件がどう入るかを確かめる

仕事の入り方は、独立の形を決めるうえで最も効く部分です。

自分で集める場合、地域を絞った広告、紹介、地元の不動産会社や管理会社との取引といった経路があります。時間はかかりますが、取引が続けば安定します。

本部から回ってくる場合は、どういう仕組みで割り振られるかを聞きます。空いている日時を登録する形なのか、順番なのか、地域で決まるのか。ここが分かると、自分の稼働をどう組めるかが見えます。

量についても、断定的な説明は受け取らずに、条件として聞きます。地域によって差があるのか、時期によって波があるのか、始めたばかりの人にどのくらい回るのか。仕事の量は市場の状況で動くものなので、約束される性質のものではありません。

受け持つ区域が決まっているかどうかも聞きます。自分の区域が守られるのか、他の加盟者と重なるのか。ここは収入の見通しに直接効きます。

床に置かれた掃除機のヘッド
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道具と技術をどう揃えるか

掃除の仕事は、家庭の掃除の延長ではありません。使う道具も、扱う対象も、求められる仕上がりも違います。

技術は研修で身につける形が一般的です。何日間で、どこまでを扱うのか。エアコンの分解、換気扇、水回り、床の洗浄。扱える範囲が広いほど受けられる仕事が増えますが、研修の期間と費用も増えます。

研修のあとに現場へ入る流れも聞いておきます。先に誰かの作業を見る機会があるのか、最初から一人で入るのか。仕上がりの基準をどう教わるのかも、受けられる仕事の幅に関わります。

道具は、扱う範囲に応じて必要なものが変わります。高圧洗浄の機械、業務用の洗剤、養生の資材、脚立。まとめて用意する形か、少しずつ買い足す形かも聞いておきます。

移動の手段も要ります。道具を積んで現場を回るため、車が前提になることが多い分野です。持っている車で足りるのか、荷室の広いものが要るのか。駐車場の費用も、現場によっては自分持ちになります。

続けるうちに、扱える範囲を広げるかどうかという判断も出てきます。研修を追加で受けるのか、いまの範囲で回数を増やすのか。始める前に、その先の広げ方まで用意されているかを見ておくと見通しが立ちます。

白いバンが停まっている様子

説明会と資料で聞いておくこと

説明会に出ることと、契約することは別です。聞くだけ聞いて帰って構いません。そのつもりで、確かめる項目を持って行きます。

契約の期間はどのくらいか。更新はどうなるのか。途中でやめたいときに何が起きるのか。違約にあたる支払いがあるのか、道具の扱いはどうなるのか。ここは最初に聞きます。

支払いの中身も、一つずつ聞きます。名目が何で、いつ発生し、金額がどう決まるのか。売上に対する割合なら、その割合が変わることがあるのかも確かめます。

区域と競合の扱い。自分の区域に他の加盟者が入るのか、本部が直接営業することがあるのか。

そして、いまやっている人の様子です。始めてどのくらいの人が多いのか、続けている人はどんな働き方をしているのか。数字の約束ではなく、実際の働き方として聞きます。

やめた人の話も聞けるなら聞きます。どういう理由で続かなかったのかが分かると、自分に当てはまるかどうかを考えられます。答えにくい質問ではありますが、答え方そのものが判断の材料になります。

その場で契約を求められた場合は、持ち帰って比べると伝えます。複数の仕組みを見比べてから決めた方が、条件の違いが分かります。

よくある質問

未経験でも始められますか。研修を用意している仕組みが多く、経験がない人を想定した説明がされています。ただし、身につくまでの時間には個人差があります。

副業から始められますか。空いている日時だけ稼働する形を取れる仕組みもあります。本業の就業規則で副業が認められているかは、先に自分で確かめます。

道具は自分で用意するのですか。仕組みによります。一式が含まれる形と、自分で揃える形があります。含まれる場合も、消耗品は別であることが多いです。

収入はどのくらいになりますか。地域、稼働できる日数、扱える作業の範囲で変わります。断定できる性質のものではないので、説明会では条件として聞くことをおすすめします。

やめたいときはやめられますか。契約の内容によります。期間、通知の方法、支払いの扱いを契約書で確かめます。

車は必要ですか。道具を運ぶため必要になることが多い分野です。現場の範囲と道具の量によっては、小さな車でも足りる場合があります。

まとめ

掃除の仕事で独立するかどうかを判断するときは、三つの項目を分けて見ます。

ひとつめは費用です。始めるときと続けるときに分け、何が含まれて何が別なのかを一項目ずつ確かめます。

ふたつめは仕事の入り方です。自分で取るのか、回ってくるのか。回ってくるなら、割り振りの仕組みと区域の扱いまで聞きます。

みっつめは、やめるときの条件です。契約の期間、通知の方法、そのときにかかる支払い。始める話ばかりが並ぶ場面でこそ、終わり方を先に確かめておくと落ち着いて判断できます。

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