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車中泊の準備。眠りやすさと安全のために用意するもの

宿を取らずに移動先で夜を過ごす。旅の費用を抑えたい人だけでなく、早朝から山や海に向かいたい人にも選ばれている過ごし方です。

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宿を取らずに移動先で夜を過ごす。旅の費用を抑えたい人だけでなく、早朝から山や海に向かいたい人にも選ばれている過ごし方です。

ただ、車の座席はもともと寝るために作られていません。準備なしで一晩過ごすと、翌日に響きます。この記事では、眠りやすさを左右する要素と、安全面で必ず守るべきことを整理します。

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眠れない原因

うまく眠れない理由は、だいたい四つに分かれます。

ひとつめが、床の凹凸です。座席を倒しても、背もたれと座面の間に段差が残り、シートベルトの金具や小物入れの出っ張りも当たります。体の一部だけが圧迫される状態では、寝返りを打つたびに目が覚めます。

ふたつめが、光です。街灯、自動販売機、他の車の前照灯。車の窓は面積が広いため、外の明かりがそのまま入ります。夜明けが早い季節は、日の出とともに明るくなります。

みっつめが、気温です。車内は外の気温の影響を受けやすく、夏は熱がこもり、冬は急激に冷えます。金属とガラスに囲まれた空間なので、断熱の性能は住まいとは比べものになりません。

よっつめが、音です。周囲を通る車の音、風の音、他の利用者の話し声。窓を閉めても、住まいほどは遮られません。

これらを一つずつ潰していくと、眠れる状態に近づきます。すべてを完璧にする必要はなく、自分が気になる要素から手を付けてください。

寝床を平らにする

いちばん効果が大きいのが、この部分です。

まず、座席を倒したときにできる段差を把握します。車種によって形状が違うため、実際に倒してみて、どこに段差があるかを確認してください。

段差を埋める方法としては、専用の板を敷く、クッションを挟む、厚みのある敷物を使うといった手段があります。

車中泊釣行必須!!車中泊専用マットで釣果UP! では、空気を入れて使う敷物が案内されています。弁を開くと自然に空気が入り、閉じれば準備が終わる方式で、五分ほどで使える状態になると説明されています。厚みが十センチある製品なら、座席の段差が気になりにくくなります。

車内に敷いた寝床

収納のしやすさも実用面では重要です。畳んだときの大きさが小さいほど、荷物の邪魔になりません。直径二十センチ台、長さ七十センチ程度に収まる製品もあります。

複数人で使う場合は、連結できるかを確認してください。側面で留め合わせられる設計の製品もあり、隙間ができにくくなります。

表と裏で触り心地を変えた製品もあります。暑い時期はさらりとした面、寒い時期はなめらかな面というように、季節で使い分けられる設計です。

枕も忘れないでください。普段使っているものに近い高さのものがあると、寝つきが変わります。空気を入れて使う小型のものなら荷物にもなりません。

なお、平らにする作業は明るいうちに済ませておくのが賢明です。暗くなってから車内で荷物を動かすのは手間がかかりますし、周囲にも音が響きます。

目隠しと断熱

窓の対策は、光と気温の両方に効きます。

窓を覆うものには、吸盤で貼り付ける形式や、はめ込む形式があります。車種ごとに専用の形状で作られた製品なら、窓の形に沿うため隙間ができにくくなります。

隙間があると、そこから光が入り、外からも中が見えます。目隠しとしての役割を果たすには、この隙間をどれだけ減らせるかが重要です。

複数の層を重ねた構造の製品もあります。夏の日差しと冬の冷気の両方に対応することを狙った設計で、車内側に起毛の素材を使い、外側は光の反射を抑えた仕上げにしているものもあります。

使い勝手の工夫がされた製品もあります。どの窓のものか一目で分かる印が付いている、後方を映す鏡に当たらないよう切り込みが入っている、専用の袋が付属して車内に収納できるといった点です。

結露への対策も考えておきましょう。人が呼吸するだけで水分が出るため、朝には窓が濡れています。拭き取るための布を用意しておくと、出発前に困りません。

なお、目隠しをすれば外から中が見えにくくなりますが、それだけで安全が確保されるわけではありません。場所の選び方と合わせて考えてください。

暑さ・寒さへの対処

ここには、必ず守っていただきたい注意があります。

エンジンをかけたまま眠るのは避けてください。排気に含まれる成分による中毒の危険があり、雪が積もって排気口がふさがれた状況では特に危険です。周囲への騒音や排気の問題もあります。空調を使いたい気持ちは分かりますが、この点だけは譲れません。

そのうえで、電気を使わない方法を組み合わせます。

暑い時期は、換気が基本です。窓を少し開けられる網状の部品を使う、日中は日陰に停める、断熱の対策で熱がこもるのを防ぐ。それでも厳しい時期は、無理をせず宿を取る判断も必要です。

【オンリースタイル最強冷え冷えセット】 では、電源を使わずに保冷する箱と保冷剤の組み合わせが案内されています。一定時間にわたって低い温度を保てると説明されており、飲み物や食材の保存に使えます。

寒い時期は、重ね着と寝具で対応します。下からの冷えが強いため、体の下に敷くものを厚くするのが効果的です。湯たんぽや、電気を使う小型の暖房具を蓄えた電気で動かす方法もあります。

一酸化炭素を検知する機器を積んでおく人もいます。燃焼を伴う器具を車内で使うのは避けるべきですが、備えとして持っておく考え方もあります。

体調に異変を感じたら、すぐに車外に出て換気してください。

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泊まる場所とマナー

場所については、施設ごとの決まりに従うことが前提です。

休憩のための施設は、仮眠を想定している場合と、宿泊を認めていない場合があります。掲示や公式の案内を確認してください。認められていない場所での宿泊は、他の利用者にも施設にも迷惑がかかります。

自治体によっては、駐車や車内での宿泊について定めがある場合もあります。訪れる地域の案内を確認してください。

駐車した車と景色

宿泊を目的とした施設を利用する方法もあります。有料で場所を提供している施設なら、設備も整っており、気兼ねなく過ごせます。

守りたい基本としては、長時間の占有を避けること、区画からはみ出さないこと、ごみを持ち帰ること、夜間に音を出さないことが挙げられます。屋外で調理や器具を広げる行為が禁止されている場所も多くあります。

停める位置も考えてください。出入口の近く、大型車の間、傾斜のある場所は避けるほうが落ち着いて休めます。傾いた場所では、寝ている間に体がずれて眠りが浅くなります。

到着してから場所を探すと選択肢が限られます。出発の前に、候補をいくつか調べておくと安心です。設備の有無や、夜間に利用できるかも併せて確認しておきましょう。

用品を選ぶときの確認事項

購入前に見ておく項目をまとめます。

まず、車種への対応です。窓を覆う製品は形状が車種ごとに異なります。敷物についても、荷室の寸法に合うかを確認してください。

次に、収納したときの大きさと重さです。使わない間も車に積んでおくものなので、荷物を圧迫しない大きさが望ましいところです。

準備にかかる手間も見ておきましょう。毎回の設置に時間がかかると、使わなくなります。

洗えるかどうかも確認しておきたい点です。肌に触れるものは、汚れたときに手入れできる素材だと長く使えます。

複数の用品をまとめた組み合わせで販売している事業者もあります。何から買えばよいか分からない場合は、そうした組み合わせから始めるという方法もあります。

保証と問い合わせの窓口も見ておいてください。

価格やキャンペーンは変わります。注文する前に、販売元のページで最新の内容を確認してください。

よくある質問

休憩のための施設で泊まってよいですか。施設の決まりによります。掲示や公式の案内を確認してください。

エンジンをかけたままにしてよいですか。避けてください。排気による中毒の危険があり、周囲への迷惑にもなります。

防犯面はどうすればよいですか。人の目のある場所を選ぶ、施錠を確認する、外から中が見えにくい状態にするといった対策があります。

トイレはどうしますか。設備のある場所を選んでください。夜間に利用できるかも事前に確認しておきましょう。

ペットと一緒でも大丈夫ですか。気温の管理がより重要になります。単独で車内に残すことは避けてください。

冬でもできますか。装備と場所を選べば可能ですが、無理をしないでください。厳しい条件のときは宿を取る判断も必要です。

結露はどうすればよいですか。換気と、拭き取るための布を用意してください。朝の出発前に視界を確保しましょう。

何人まで泊まれますか。車内の広さと、平らにできる面積によります。無理に詰め込むと全員の睡眠の質が下がります。

まとめ

準備すべきは、平らな寝床、光と気温への対策、そして安全とマナーの三点です。

エンジンをかけたままの就寝は避けてください。泊まる場所については、施設の決まりと自治体の案内に従ってください。電源を持ち運ぶ方法は https://zero-press.net/columns/portable-power-erabikata に、野外で使う道具については https://zero-press.net/columns/camp-yohin-erabikata にまとめています。

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