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家を解体すると決めたあと。頼み方と、費用が動くところ

実家を相続した、建て替えることにした、空き家の管理が続けられなくなった。理由はさまざまですが、建物を壊すと決めたあとにやることは、意外と似ています。

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実家を相続した、建て替えることにした、空き家の管理が続けられなくなった。理由はさまざまですが、建物を壊すと決めたあとにやることは、意外と似ています。

解体は、業者に電話して日程を決めれば終わる工事ではありません。中の片づけをどこまでやるか、届出は誰が出すか、近所にいつ知らせるか、更地にしたあとどうするか。決めることが順番に出てきます。

この記事では、片づけと解体の切れ目、費用が動く条件、届出と近隣への連絡、見積もりの比べ方、そして工事のあとの土地の扱いまでを整理します。金額の相場を出す話ではなく、頼む前に決めておくと話が早く進むことをまとめます。

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片づけと解体は、別の工事として頼む

建物を壊す工事と、中の物を片づける作業は、別のものとして考えます。家具や家電、衣類、書類。これらは解体の工事に自動的に含まれるわけではありません。含めることもできますが、その分は費用が上がります。

自分で片づける場合、時間はかかりますが費用は抑えられます。自治体の回収を使う、買取に出せるものは出す、リサイクルの対象になる家電は決まった手順で出す。ここは https://zero-press.net/columns/jikka-katazuke-kiki-shobun にまとめた片づけの手順が参考になります。

一方、遠方に住んでいる、量が多い、期限が決まっているという場合は、片づけごと頼む方が現実的です。見積もりを取るときに「中身をどこまで残していいか」を最初に聞いておくと、双方の前提がそろいます。

残してよいものと、そうでないものもあります。塗料や薬品、灯油、消火器、バッテリーのように扱いが決まっているものは、別に処理が要ります。物置や庭の残置物も、含むかどうかで金額が変わります。

古い家屋を重機で壊している様子

費用が動くのはどこか

建物の構造で変わります。木造か、鉄骨か、鉄筋コンクリートか。使われている材料と、壊すのにかかる手間が違います。同じ面積でも金額の桁が変わることがあります。

次に立地です。前面の道路が狭くて大きな車両が入れない、隣の家との距離が近くて手作業の割合が増える、電線が近い。こうした条件は、工期と人手に直結します。見積もりのために現地を見てもらうのは、ここを確かめるためです。

面積と階数、地下があるかどうかも要素です。基礎の厚さ、土間コンクリートの量、庭木や塀、カーポートの有無。建物の外にあるものも、含めるかどうかで変わります。

そして地中です。掘ってみたら以前の建物の基礎が埋まっていた、井戸があった、浄化槽が残っていた。これらは事前に分からないことがあり、追加の費用として扱われるのが一般的です。解体工事の見積もりを地域の業者からまとめて取れるサービスのような窓口で複数社の見積もりを取ると、こうした「出てきたときの扱い」の書き方の違いも見えてきます。

法令で扱いが決まっている建材については、調査と届出の手順が定められています。有無や費用はその建物によるので、調査の結果を待って判断します。建てられた年代によって使われている材料は変わるため、図面や建築時の書類が残っていれば見積もりの前に渡しておきます。

工事の時期でも条件は変わります。年末や年度末に向けては依頼が集中しやすく、希望の日程が取りにくくなることがあります。建て替えのように次の工程が決まっている場合は、逆算して早めに相談を始めると、日程の調整がしやすくなります。

見積もりに含まれているかを確かめる項目

廃材の処分費は、金額の中で大きな割合を占めます。分別して処理する費用が含まれているか、どこに運ぶのか。処理を委託した先が分かる書類を出せるかも、聞いておいてよい点です。

養生も見ます。粉じんや騒音を抑えるためのシート、水をまくための設備、道路の使用。近所との関係に直結する部分なので、どこまでやるのかを確認します。

工事のあとの整地も項目です。どの程度まで平らにするのか、砕石を敷くのか、雑草の処理はどうするのか。売る予定があるなら、買主に見せる状態がどうなるかも関わってきます。

水道やガスの停止、電気の撤去といった手続きも、誰がやるかを確認します。会社がまとめてやってくれる場合もあれば、所有者側でやることもあります。解体工事の費用を複数の業者で比べられる見積もりサービスで複数社の内容を比べると、こうした範囲の違いが分かります。

届出と手続きは誰がやるのか

一定規模以上の解体工事には、着工前の届出が求められます。多くの場合は工事を請け負う会社が手続きを進めますが、施主の名前で出すものもあります。誰が何をいつまでに出すのかを、契約の前に確認します。

建物を壊したあとは、建物の登記を消す手続きがあります。これは土地と建物の権利に関わる話なので、期限や必要な書類を法務局や専門家に確認します。工事の完了を証明する書類が要ることもあるので、会社に出してもらえるかを聞いておきます。

固定資産税の扱いも変わることがあります。建物がなくなることで、土地の課税のされ方が変わる場合があるためです。ただし条件は自治体と土地の状況によるので、自治体の窓口で確認します。

補助の制度がある自治体もあります。ただし、対象や条件、予算の枠は年度ごとに変わります。あてにして計画を組まず、住んでいる自治体の案内で確かめてから判断します。

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近隣への挨拶と、工事中の連絡

解体は、音、振動、ほこり、車両の出入りをともないます。近所からすると、何が始まるのか分からない状態がいちばん不安です。着工の前に、工期と作業の時間帯を伝えておきます。

挨拶は会社が回るのが一般的ですが、施主も一緒に、あるいは別に回っておくと、その後の連絡が取りやすくなります。特に、境界が接している家、車の出入りに関わる家には、直接伝えておきます。

工事中の連絡先も決めておきます。何かあったときに近所の人がどこに言えばいいのか。現場の責任者の名前と電話番号が掲示されているかを確認します。

塀や擁壁が隣地と共有になっている場合、壊す範囲について事前の話し合いが要ります。境界の位置が分からないときは、測量の記録を探すところから始めます。ここを曖昧にしたまま進めると、後で揉めます。

更地にしたあとをどうするか

売る場合、更地の方が買い手にとって分かりやすい一方、建物を残したまま売る選択肢もあります。どちらが有利かは土地の条件と相手によるため、不動産会社の見方を聞いてから決める方が確実です。

貸す、駐車場にする、そのまま置いておく。いずれの場合も、雑草の管理と、ごみを捨てられないための対策が要ります。放置すると近所からの苦情につながり、管理の手間が増えます。

置いておく場合でも、土地としての費用は続きます。固定資産税の扱いが変わることがあるので、年間でどれくらいになるのかを先に把握しておきます。相続で複数人の名義になっている場合は、決め方の合意も先に取っておきます。

急いで決める必要はありませんが、決めないまま数年たつと、草も費用も積み上がります。解体を頼む段階で「そのあとどうするか」の見通しを立てておくと、整地の仕方も変わってきます。売る前提なら見た目を整える整地、駐車場にするなら転圧して砕石を敷く、というように、目的で仕上げ方が違うからです。

見積もりを取る段階で、そのあとの使い道を伝えておくと、整地の仕様まで含めた提案が出てきます。解体工事の一括見積り比較サービス「解体工事見積りnet」のように複数社の見積もりを集められる窓口では、この部分の書き方の違いも比べられます。同じ「整地」という言葉でも、砕石を敷くところまで含む会社と、平らにならすだけの会社があります。

住宅が並ぶ通りの風景

よくある質問

費用はどのくらいですか。構造、面積、立地で大きく変わるため、目安の金額を挙げることはできません。現地を見てもらって見積もりを取り、内訳で比べます。

期間はどのくらいですか。木造の一戸建てで数日から二週間程度が語られることが多いものの、天候、周辺の条件、廃材の量で変わります。届出や手続きの期間も見込んでおきます。

庭木や物置も頼めますか。頼めますが、含まれているかどうかは見積書で確認します。ブロック塀、カーポート、井戸なども同じです。

井戸や浄化槽が出てきたらどうなりますか。埋め戻しや処理の方法が決まっているものがあり、追加の工事になります。事前に分かる範囲は伝えておきます。

立ち会いは必要ですか。着工と完了のときに立ち会えると、話が早く進みます。遠方の場合は写真での報告をお願いする形もあります。

近所から苦情が出たらどうなりますか。まず現場の責任者に伝わる形をつくっておきます。作業の時間帯や散水の頻度など、対応できることは工事中でも調整されます。施主にも連絡が入るようにしておくと、状況が把握しやすくなります。

隣の家に接している塀はどうしますか。共有かどうかで扱いが変わります。境界と所有の関係を確かめてから、壊す範囲を決めます。

補助はありますか。自治体によって制度の有無も条件も違います。窓口で確認してから計画に入れてください。

まとめ

片づけと解体は分けて考えます。どこまで残していいかを最初に決めると、見積もりの前提がそろいます。

費用は構造、面積、立地、そして地中から出てくるもので動きます。分からない部分の扱いを、契約の前に文書で確認しておきます。

届出と登記の手続き、近隣への連絡、更地にしたあとの管理まで含めて計画します。相続した家を扱う場合は、片づけから売却までの流れをまとめた https://zero-press.net/columns/souzoku-akiya-katazuke も参考になります。

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