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自宅に遺骨があるとき。納め先を決めるまでの選択肢

葬儀を終えたあと、遺骨を自宅に置いたまま時間が過ぎている。決めなければと思いながら、何から考えればいいのか分からない。

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葬儀を終えたあと、遺骨を自宅に置いたまま時間が過ぎている。決めなければと思いながら、何から考えればいいのか分からない。

そうした状況にある人は少なくありません。事情も家庭ごとに違い、一つの正解があるわけではありません。

この記事では、自宅に安置しておくことの前提、納め先の種類、送って納める方法、宗旨に関する扱い、家族との話し方、そして必要になる書類を整理します。

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自宅に置いておくこと自体に期限はない

まず前提として、自宅に遺骨を安置しておくことに、いつまでという期限は定められていません。

四十九日や一周忌といった区切りで納めることが多いのは、慣習によるものです。その日までに決めなければならないという性質のものではありません。

住宅の事情、家族の意向、費用の見通し。決めきれない理由はさまざまで、時間をかけて考えている家庭もあります。

だから、まだ決まっていないことを負い目に感じる必要はありません。急いで決めて後から悔いるより、納得できる形を探すほうが先です。

一方で、決めずにいる間に住まいが変わる、体調が変わるといったことは起こります。ある程度の見通しは持っておくと、いざというときに慌てません。

まずは、どんな選択肢があるのかを知ることから始めてください。全体像が見えると、考えやすくなります。

安置している間の置き方についても、決まった作法があるわけではありません。直射日光と湿気を避けた場所であれば、家庭の事情に合わせて構いません。

納め先にはいくつかの形がある

納める先には、いくつかの形があります。費用も手間も大きく異なります。

一つ目は、墓を建てて納める形です。土地の使用料と石材の費用がかかり、その後の管理も続きます。継ぐ人がいることが前提になりやすい形です。

二つ目は、屋内の施設に納める形です。建物の中に区画があり、天候に関係なく参れます。期限を区切った契約になっていることもあります。

三つ目は、樹木や自然の場所に納める形です。石を建てず、土地に区画を持たない形が多く、費用を抑えられる傾向があります。

四つ目は、他の方と一緒に納める形です。個別の区画を持たないため、費用は最も抑えられます。ただし、後から取り出せない場合があります。

五つ目は、手元に一部を残す形です。小さな容器に分けて置いておく方法で、他の形と組み合わせることもできます。

どれを選ぶかは、参りやすさ、費用、そして継ぐ人がいるかどうかで決まります。順序としては、この三つを整理してから絞るのが分かりやすいと思います。

送って納めるという方法

近年、選択肢の一つとして知られるようになったのが、配送を使って納める方法です。

これは、寺院や霊園へ遺骨を送り、納骨してもらう形です。遠方に住んでいて足を運ぶのが難しい場合や、体調の事情がある場合に使われます。

遺骨を送って納骨できるサービスは、こうした形についての相談と申し込みを扱っていると案内されています。生前の宗旨や宗派に関係なく利用できると説明されています。費用や手続きの詳細は変わることがあるため、公式サイトで確認してください。

静かな室内

この方法を検討する場合、確認したい点があります。

一つ目は、どこに納められるのかです。施設の場所と、参ることができるかどうか。

二つ目は、納めたあとの形です。個別に安置されるのか、他の方と一緒になるのか。

三つ目は、法要の扱いです。読経などが行われるのか、別に依頼するのか。

四つ目は、送り方です。指定された方法があるので、それに従う必要があります。自己流で送ることはできません。

家族の中に、直接足を運んで納めたいと考える人がいるかもしれません。方法を決める前に、意向を聞いておいてください。

宗旨・宗派で変わること

納め先によっては、受け入れの条件が定められている場合があります。

寺院が管理する場所では、その宗派の檀家であることを条件としている場合があります。一方で、宗旨を問わないとしている場所もあります。

条件は施設ごとに異なるため、問い合わせて確認するのが確実です。事前に電話で聞いておけば、無駄足になりません。

法要をどうするかも、あわせて考えることになります。納める際に読経を行うのか、行わないのか。依頼する場合の費用も確認しておいてください。

また、家に仏壇があるかどうかで、日々の向き合い方も変わります。手元に一部を残す場合は、置き場所も含めて考えることになります。

こうした点に決まった正解はありません。家庭の考え方に沿う形を選べば十分です。

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家族と話すときの進め方

一人で決められることではない場合が多いので、話し合いの進め方も考えておいてください。

一つ目は、誰が決めるかです。祭祀を継ぐ人が中心になるのが一般的ですが、話し合いで決める家庭もあります。

二つ目は、費用の分担です。誰がいくら負担するのか。ここが曖昧なままだと、後から揉めることがあります。

三つ目は、参りやすさです。誰が今後参るのかを考えると、場所の候補が絞られます。

四つ目は、後から変えられるかです。一度納めた後に移せるのか。移す場合の手続きと費用も確認しておいてください。

遺骨相談.comのような窓口で、まず相談だけしてみるという進め方もあります。話を聞いたうえで家族に共有すると、議論の材料が揃います。

手を合わせる場面

話し合いは、一度で決めようとしないほうがうまくいきます。選択肢を共有して、それぞれが考える時間を置いてから再度話す。この進め方のほうが納得が得られます。

手続きで必要になる書類

納める際には、書類が必要になります。

多くの場合、火葬の際に発行された証明が求められます。これは火葬許可証に押印されたもので、骨壺の箱に納められていることが多い書類です。

まず、手元にあるかを確認してください。骨壺と一緒に保管されているのが一般的です。

見当たらない場合は、火葬を行った自治体や、葬儀を担当した事業者に相談してください。再発行の手続きが用意されている場合があります。

このほか、納め先によっては申込書や、続柄を示す書類を求められることがあります。必要なものは施設ごとに違うので、問い合わせの際に確認してください。

なお、遺骨の扱いについては法令で定められた部分があり、どこにでも納められるわけではありません。判断に迷う場合は、自治体の窓口や寺院に相談してください。

墓じまいや葬儀の備えについては https://zero-press.net/columns/hakajimai-sougi-sonae で扱っています。

住まいの整理と合わせて考える場面もあります。実家の片づけを進める中で、置き場所や保管の方法を見直すことになる家庭もあります。その進め方は https://zero-press.net/columns/jikka-katazuke-kiki-shobun にまとめています。

いずれの場合も、期限に追われて決める必要はありません。手続きに必要なものを揃えたうえで、家族が納得できる時期を選んでください。

よくある質問

いつまで自宅に置いておけますか

期限は定められていません。慣習として区切りの時期に納めることが多いものの、決めきれない事情があるなら時間をかけて構いません。

費用はどのくらいかかりますか

形によって幅があります。墓を建てる形と、他の方と一緒に納める形では大きく異なるため、複数の候補を比べてください。

宗派が違っても受け入れてもらえますか

施設によって条件が異なります。宗旨を問わないとしている場所もあるので、問い合わせて確認してください。

後から別の場所に移せますか

移せる場合と、難しい場合があります。他の方と一緒に納める形では取り出せないことが多いため、事前に確認してください。

納めるときに立ち会いは必要ですか

立ち会う形と、そうでない形があります。遠方で足を運べない場合の対応があるかを、申し込みの前に確認してください。

一部だけ手元に残せますか

分けて納める形に対応している場合があります。手元に残す分の容器や置き場所も含めて、相談してみてください。

書類が見つからない場合はどうすればいいですか

火葬を行った自治体や、葬儀を担当した事業者に相談してください。再発行の手続きがある場合があります。

まとめ

納め先を考えるときの要点は三つです。

一つ目は、急がずに選ぶことです。自宅に安置しておくことに期限はありません。事情があるなら、時間をかけて考えて構いません。

二つ目は、形ごとの違いを知ることです。墓、屋内の施設、樹木、他の方と一緒に納める形、手元に残す形。参りやすさ、費用、継ぐ人の有無から絞ってください。

三つ目は、家族と手続きを確認することです。誰が決めるのか、費用をどう分担するのか、必要な書類は揃っているのか。話し合いは一度で決めようとしないほうがうまくいきます。

手続きや受け入れの条件は、自治体や施設によって異なります。判断に迷う場合は、窓口に直接相談してください。

費用やサービスの内容は変わることがあります。申し込む前に、公式サイトで最新の情報を確認してください。

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