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iPhone修理の料金相場。正規と非正規の違いと依頼前にやっておく準備

画面割れやバッテリー劣化でiPhoneを修理に出す前に。依頼先の3種類の違い、費用が決まる仕組み、バックアップやパスコードなど事前準備をまとめました。

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画面が割れた、電源が入らない。まず何から判断するか

ポケットから落として画面にひびが入った。バッテリーの減りが早くなり、残量表示があてにならない。充電しているのに起動しない。スマートフォンの不調は前触れなく訪れます。そこで多くの人が最初に迷うのが、「直すか、買い替えるか」という選択です。

ただ、この二択で悩む前に確認しておきたいことが三つあります。ひとつは症状の切り分けで、画面表示の問題なのか、電源やバッテリーの問題なのか、内部の基板に及ぶ問題なのかによって、依頼できる先も費用感も変わります。ふたつめは保証の有無で、購入から一定期間内なら、メーカー保証や購入時に加入した補償サービスが使える場合があります。みっつめはデータの重要度です。バックアップが取れているかどうかで、依頼先に求める条件が変わってきます。

この記事では、修理の依頼先にどんな種類があるのか、費用がどう決まるのか、そして依頼の前に自分でやっておくべき準備を順に整理します。金額そのものは機種や症状、依頼先で大きく変わるため、ここでは「何によって決まるのか」という仕組みの側から見ていきます。

iPhone修理の依頼先は大きく3種類

スマートフォンの修理に使う小型の工具が並んでいる様子

依頼先は、大きく三つに分けられます。

ひとつめは、メーカーの正規修理窓口です。メーカーが定めた手順と部品で対応し、保証や補償サービスとの相性がよい一方、事前予約が必要だったり、症状によっては本体の交換扱いになったりします。

ふたつめは、街の修理店です。ショッピングモールや駅前に店舗を構え、画面やバッテリーの交換を短時間で行うところが多く、予約なしで持ち込める店舗もあります。メーカーとは別に部品を調達しているため、対応できる機種や部品の在庫は店舗ごとに異なります。

みっつめは、郵送・宅配での修理です。近くに店舗がない場合や、店頭では断られた症状を扱ってもらいたい場合の選択肢になります。端末を送り、診断のうえで見積もりを受け、承諾してから作業に入るという流れが一般的です。

どれが優れているという話ではなく、優先するものによって向き不向きが変わります。保証を使いたいなら正規窓口、その日のうちに直したいなら店舗、遠方や特殊な症状なら郵送、というのがおおまかな目安です。

正規と非正規の違いを、費用・部品・保証で比べる

比べるときの軸は四つあります。

部品については、正規窓口はメーカー指定の部品を使います。街の修理店では、メーカー指定以外の部品が使われることがあり、その分費用が抑えられる場合もあれば、色味や感度が元と異なると感じる場合もあります。事前に、どんな部品を使うのかを説明してくれるかどうかは確認しておきたい点です。

保証については、注意が必要です。メーカーの正規窓口以外で修理を受けると、その後のメーカー保証や補償サービスの対象外になる可能性があります。まだ保証期間が残っている端末なら、先に正規窓口へ相談してから判断する方が損をしにくいでしょう。

預かり期間は、店舗での画面交換なら短時間で終わることもあれば、正規窓口の配送修理では数日かかることもあります。急ぎかどうかで選択肢が変わります。

そしてデータの扱いです。正規窓口では本体交換になる場合があり、その際は端末内のデータが引き継がれません。街の修理店では部品交換のみでデータを残したまま作業するケースが多いものの、作業の性質上、データが失われる可能性はゼロにはできません。どちらを選ぶにせよ、修理前のバックアップは欠かせません。

修理料金はどう決まるのか

修理費用は、いくつかの要素の掛け合わせで決まります。

まず機種と世代です。新しい機種ほど部品の調達費用が高くなりやすく、逆に古すぎる機種は部品の入手性が下がって扱えない場合があります。次に症状で、画面の交換、バッテリーの交換、背面ガラスの割れ、水没後の洗浄、基板の作業では、工程の難易度も時間もまったく違います。さらに、部品の在庫状況や依頼先の料金体系によっても変わります。

つまり「iPhoneの修理はいくら」と一律に言える金額は存在しません。同じ画面割れでも、機種が違えば費用は変わりますし、割れているのが表示部だけなのかタッチ機能まで及んでいるのかでも変わります。そのため、複数の依頼先に同じ症状を伝えて見積もりを取り、内訳を比べるのが現実的です。見積もりを取るときは、部品代と作業料が分かれているか、診断だけで費用が発生するか、作業後に不具合が出た場合の対応があるかを確認しておきましょう。iPhone修理の「ダイワンテレコム」 のように、データ復旧や基板修理の無料見積もりフォームを用意している依頼先もあり、金額の目安を知る入口として使えます。

なお、修理費用が端末の残価に近づいてきたときが、買い替えを考える一般的なタイミングです。ただし、これも端末の使用年数、症状の再発しやすさ、中に入っているデータの重要度によって答えが変わります。買い替えを選ぶ場合、使わなくなった端末を手放す方法については https://zero-press.net/columns/smartphone-kaitori でまとめています。

店舗・郵送・基板修理という選択肢

依頼先の候補を具体的に見ていくと、店舗網を持ちながら郵送にも対応しているところがあります。たとえば全国50店舗を展開し、来店から1時間後に返却する即時修理サービスを行っていると案内している事業者があります。予定の合間に立ち寄って受け取れるなら、端末を手放す時間を最小限にできます。

一方で、店頭では対応が難しい症状もあります。代表的なのが基板の作業です。電源が入らない、起動を繰り返す、水没後に反応しなくなったといった症状は、画面やバッテリーの交換では解決しないことがあり、メーカーの正規修理窓口でも取り扱いの対象外とされる場合があります。こうした症状に対して、全国から郵送で基板修理を受け付けているサービスがあります。iPhone修理のダイワンテレコム では、店舗で断られた起動しない端末についても、80%以上の確率で修復する技術があると提供元が説明しています。数値は提供元の説明にもとづくものなので、自分の端末の症状で対応可能かどうかは、事前の相談で確かめてください。

なお、水没した端末や電源が入らない端末は、相談する前に電源を入れたり充電したりしないことが大切です。通電が内部の状態を悪化させることがあります。データの取り出しを最優先にしたい場合の考え方は https://zero-press.net/columns/data-fukkyu-service で詳しく扱っています。

修理に出す前にやっておく準備

スマートフォンの修理作業台と部品が置かれている様子

依頼先が決まったら、預ける前の準備をします。ここを飛ばすと、あとで困ることが多いところです。

第一にバックアップです。端末が操作できる状態なら、クラウドまたはパソコンへ最新の状態を保存します。写真、連絡先、メッセージ、二段階認証アプリの移行設定まで含めて確認しておきましょう。

第二にパスコードの控えです。修理の工程で動作確認をするため、ロック解除の情報を伝える必要がある場合があります。普段は指紋や顔認証で開けていて数字のパスコードをうろ覚え、という人は少なくありません。事前に思い出しておきます。

第三に、端末を探す機能の扱いです。依頼先によっては、この機能をオフにしてから預けるよう案内されることがあります。オンのままだと作業後の動作確認ができない場合があるためです。

第四に、SIMカードとケース、保護フィルム、ストラップなどの取り外しです。紛失を防ぐため、預ける前に自分で外しておきます。SDカードを使っている端末なら、それも抜いておきます。

第五に、症状のメモと写真です。いつから、どんな操作のあとに、どういう症状が出るのか。写真や動画で残しておくと、症状が再現しにくいときの説明に役立ちます。あわせて、見積もりの範囲と、作業を断った場合の費用がどうなるかも確認しておきましょう。

よくある質問

修理に出すとメーカー保証は使えなくなりますか

メーカーの正規窓口以外で修理を受けた場合、その後の保証や補償サービスの対象外になる可能性があります。保証期間が残っているなら、正規窓口へ先に相談するのが無難です。

データは消えてしまいますか

依頼先と作業内容によります。部品交換のみならデータを残したまま作業するのが一般的ですが、本体交換扱いになる場合や、作業の過程でデータを保持できない場合もあります。預ける前のバックアップが前提だと考えてください。

店舗と郵送、どちらが早いですか

軽微な症状なら、店舗の方が短時間で完了しやすい傾向があります。郵送は往復の配送日数が加わりますが、店頭で扱えない症状にも対応できる場合があります。急ぎかどうかと症状の内容で選び分けてください。

古い機種でも修理してもらえますか

部品の入手性によります。年数が経った機種は部品の在庫がなく対応できないことがあるため、事前に機種名を伝えて確認してください。

修理と買い替えの分かれ目はどこですか

一概には言えません。修理費用と端末の残価、使用年数、症状が再発しそうかどうか、データの重要度を並べて考えます。見積もりを取ってから判断するのが確実です。

まとめ

iPhoneの修理費用は、機種・症状・部品の入手性・依頼先の組み合わせで決まります。相場を一つの数字で示すことはできないので、症状を具体的に伝えて見積もりを取り、内訳を比べるところから始めてください。

依頼先は、保証を優先するならメーカーの正規修理窓口、速さと手軽さなら店舗、店頭で断られる症状や遠方なら郵送という整理になります。店舗網と郵送を組み合わせている事業者や、基板の作業に対応している事業者もあるので、自分の症状に合う受け皿を探すことが先決です。

そして、どの依頼先を選ぶにしても、預ける前の準備が結果を左右します。バックアップ、パスコードの確認、端末を探す機能の扱い、SIMとケースの取り外し、症状のメモ。この五つを済ませてから相談すれば、やり取りは短く済み、データを失うリスクも下げられます。慌てて持ち込む前に、まずは手元でできることから片づけていきましょう。

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