菓子のXキャンペーンはリポスト中央値25,929件で他業種を上回る、コラボグッズが効く唯一の業種
菓子のXキャンペーンはリポスト中央値25,929件で他業種を上回る、コラボグッズが効く唯一の業種 株式会社hashoutのプレスリリース

SNS分析レポートサービス「SocialReport」を提供する株式会社hashoutは、2026年1月から6月にXで観測した、告知投稿がいいね5,000件以上を獲得したプレゼントキャンペーン2,600件(全数)を対象に、業種別の拡散実績を集計しました。その結果、菓子業種のキャンペーン316件は、リポスト数の中央値が25,929件と、それ以外の業種(中央値20,704件)の1.25倍にのぼることが分かりました。件数でも全体の約12%を占める大所帯でありながら、拡散の水準も業種のなかで上位に位置しています。
調査に使用したツール
SNS分析レポートサービス「SocialReport」
さらに、他の業種では拡散が伸びにくいコラボグッズが、菓子では例外的に高い水準を保っている点も見えてきました。以下、実測値とあわせて詳しく見ていきます。
6月にかけて実施数が増加
菓子のキャンペーンは月34〜82件で推移し、6月が82件と最も多く実施されました。前半は落ち着いていましたが、年半ばにかけて増加する動きが見られます。

菓子は件数でも上位、リポスト中央値は他業種の1.25倍
菓子は今回の2,600件のうち316件と、業種別で3番目に多いカテゴリーでした。この316件のリポスト数は中央値25,929件で、菓子以外の業種(中央値20,704件)の1.25倍です。突出した1件が数字を押し上げているわけではなく、外れ値の影響を受けにくい中央値で見ても安定して上位にあります。日常的に手に取る身近な商材であり、賞品への親しみやすさが幅広い参加につながっていると考えられます。

「広く見られる」より「確実に広がる」タイプ
一方で、菓子は表示回数やいいねの面ではむしろ控えめです。表示回数の中央値は403,960回で他業種(中央値541,276回)の0.75倍、いいね数の中央値も7,176件で他業種(同8,622件)の0.83倍にとどまりました。
つまり菓子のキャンペーンは、爆発的に広く表示されたり、多くのいいねを集めたりするというより、賞品の親しみやすさを動機に、着実にリポストで拡散していくタイプだと言えます。派手さはなくとも、参加のハードルが低く、堅実に広がっていく——それが菓子というカテゴリーの拡散の仕方です。
賞品は自社商品が中心、菓子ではコラボグッズも健闘
菓子の316件を賞品種別で見ると、自社商品(自社のお菓子や商品券など)が229件と、全体の7割超を占めました。このグループはリポスト数の中央値が25,985件と、菓子業種全体とほぼ同じ高水準です。自社のお菓子そのものを賞品にする設計が、菓子キャンペーンの王道になっています。

注目したいのは、コラボグッズの健闘です。全業種を通して見ると、コラボグッズはリポストが伸びにくい賞品でした。ところが菓子業種では、コラボグッズ36件のリポスト中央値が24,444件と、自社商品に迫る水準を保っています。人気キャラクターとお菓子を掛け合わせた限定グッズなど、菓子ならではのコラボ企画が、ファンの参加意欲をうまく引き出しているのかもしれません。コラボグッズが拡散で有効にはたらく、数少ない業種だと言えそうです。
キャンペーンを検討する企業への示唆
これらの数字は、菓子業種でキャンペーンを設計する企業にとって、いくつかの判断材料になります。まず、菓子は拡散(リポスト)の効率が業種のなかで上位にある一方、表示回数やいいねは控えめです。効果を測る際は、表示の大きさよりもリポスト数を主な指標に据えるほうが、実態に合いやすいと考えられます。
賞品については、自社のお菓子を賞品にする王道が引き続き有効ですが、菓子ではコラボグッズも選択肢として十分に機能します。他業種ではコラボグッズは拡散で不利になりがちですが、菓子の場合はキャラクターとの親和性を活かせるため、拡散を狙いつつブランドの世界観も打ち出せる賞品として検討する価値がありそうです。
調査を終えて
今回の集計で見えたのは、菓子というカテゴリーが「堅実に、そして幅広く」拡散していく業種だという点です。派手な表示や爆発的ないいねはなくとも、身近な賞品の親しみやすさを動機に、着実にリポストで広がっていく。そして、他業種では伸び悩むコラボグッズが、菓子ではキャラクターとの掛け合わせで力を発揮していました。業種ごとに「どの賞品が効くのか」は異なります。その違いを実測で捉えることが、キャンペーンの成果を一段引き上げる鍵になると考えます。SocialReportは、こうした業種横断の実測データを通じて、キャンペーン設計の判断を数字で支えていきます。
【調査概要】
調査主体: 株式会社hashout(SNS分析レポートサービス「SocialReport」)
調査方法: SocialReportが収集した公開投稿データの統計分析
対象期間: 2026年1月1日〜2026年6月30日
対象: X上で観測した、告知投稿がいいね5,000件以上を獲得したプレゼントキャンペーン 2,600件(全数。うち菓子業種316件)
※本調査結果を引用する際は「SocialReport調べ」と明記ください
会社概要
株式会社hashoutは、SNS分析レポートサービス「SocialReport」の開発・提供およびSNSマーケティング支援を手がける企業です。X(旧Twitter)・Instagramを対象に、ハッシュタグキャンペーンの集計、競合アカウント調査、クライアントレポートの作成をワンストップで効率化するサービスを提供しています。また、AI・SNS・ゲーム・ガジェットなど、Xで話題のテックカルチャーを発信するメディア「shiritomo(https://hashout.jp/)」も運営しています。
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