初期費用0円・専用機器不要。開封後の材料の使用期限と、現場の作業記録を1つに。
開封後にタイムリミットのある原材料の使用期限を、QRコードとスマホのカメラだけで管理するクラウドサービス「QUALIKEEP(クオリキープ)」の機能を拡充しました。気温・湿度に応じて材料の残り寿命を補正する仕組みに加え、 …

開封後にタイムリミットのある原材料の使用期限を、QRコードとスマホのカメラだけで管理するクラウドサービス「QUALIKEEP(クオリキープ)」の機能を拡充しました。気温・湿度に応じて材料の残り寿命を補正する仕組みに加え、「薬剤を10分置く」「養生を30分待つ」といった作業側の待ち時間も同じ計算で扱えるようになりました。入荷ロットの追跡から製品別トレース、CO2の目安集計、改ざん検証つきの監査用PDFまでを1つの画面にまとめています。
開封後にタイムリミットのある原材料(食品・化学品・塗料・接着剤など)の使用期限を、QRコードとスマホのカメラだけで管理できるクラウドサービス「QUALIKEEP(クオリキープ)」の機能を拡充しました。専用の温度センサーやタブレットを別途購入する必要はなく、作業者が今使っているスマートフォンでQRを読み取るだけで運用を始められます。
今回の拡充の中心は、「待つ作業」を計算できるようにしたことです。定期清掃の「剥離剤を撒いて10分置く」、塗装・内装工事の「シーリングの養生を30分待つ」、設備点検の「30分連続運転して確認する」。どれも温度によって必要な時間が変わるのに、記録として残るのは押した時刻だけでした。真夏に撒いた薬剤と真冬に撒いた薬剤が、同じ「10分」として並んでいたわけです。
紙の作業記録様式には「希釈した時刻」を書く欄があり、「希釈液は時間が経つと効き方が落ちる」という注記まで入っていることがあります。紙の様式が認めている必要を、システムが計算できていなかったという状態でした。QUALIKEEPは材料の残り寿命を気温で補正する仕組みを既に持っていたため、その計算をそのまま作業側に使えるようにしました。
<主な機能>
【1】現場はスキャンするだけ・初期費用0円
– QRスキャンで「使用開始/引き継ぎ/完了/廃棄」を記録。誰が・いつ・どの材料を扱ったかが記録として残ります。
– 専用機器・初期費用は不要。手持ちのスマホ/タブレット(iOS・Android)で当日から運用開始。
– 電波が届かない地下や機械室でも操作でき、通信が戻った時点で自動的に送信します。画面の表示倍率も変更できます。
– 材料ごとに撮る証拠写真の枚数を0〜3枚で設定でき、0枚にすればスキャンした瞬間に記録が完了します。水や塩のようにリスクの低い材料に手間をかけずに済みます。
【2】気温・湿度・天気に連動した寿命の自動計算
– 拠点の住所を登録すると気象データ(気温・湿度・天気)を定期取得し、アレニウス/Q10の考え方に基づいて材料ごとの残り寿命を補正します。スキャンのたびに最新の環境で計算し直します。
– SwitchBotの温湿度計(ハブ経由)を接続すると、屋外の気温ではなく庫内・室内の実際の温度を計算のもとにできます。
– 湿度で劣化が早まる材料(加水分解・吸湿・腐食など)向けの湿度連動に対応。
– 材料ごとの基準温度とQ10係数は竹プラン以上で変更できます(独自の計算式は松プラン)。技術資料の基準温度が23℃の材料を20℃固定で計算すると、常にずれた数字が出続けるためです。
– 天候×時間帯による室温オフセット、作業を中断する「手放し時のタイマー停止」、冷蔵庫へ戻す際の「冷蔵保管モード」も材料単位で設定できます。
– 使用期限を数えない材料も同じ台帳に登録できます。期限のある材料と一緒に使う資材を、別管理にしなくて済みます。
【3】通知(使い忘れ・廃棄ロス・誤投入を減らす助けに)
– 期限前の通知タイミングを「何分前・何時間前・何日前」と材料ごとに複数設定できます。
– 使用中に期限を超えた場合は画面表示とアラームで警告。気温が急に変わったときの通知にも対応しています。
【4】トレーサビリティ(入荷〜使用〜回収)
– 入荷ロットの受入登録、在庫残量の自動計算、棚卸し補正。
– 箱のバーコード(GS1-128/JAN)をカメラで読み取り、商品コード・ロット・賞味期限・数量を入力欄に反映します。
– 使用開始時に最も古い有効ロットを自動で割り当て(先入先出/FIFO)。
– 単位は材料マスターで1つに決める形にしました。受入画面にはその単位がそのまま入り、受入側では変更できません。途中で単位が変わって残量の計算が合わなくなることを防ぎます。
– 試験成績書(CoA)の添付、受入検品(温度・外観)の記録と受入検査成績書の発行。
– ロット番号や仕入先からのリコール検索で、影響する製品・使用履歴を抽出します。
【5】作業の記録と「規定時間」(今回の拡充)
– 繰り返しの定期作業と単発の案件を「プロジェクト」として登録し、作業項目ごとに開始・完了を記録。実施報告書と日報をPDFで発行できます。
– 作業項目に規定時間(分)を持たせられます。「薬剤を撒いて放置」に10分・気温補正ONを設定しておけば、現場は開始を押すだけで残り時間が表示されます。入力した分数は「基準の20℃でかかる時間」として扱い、その日の気温で伸縮します(暑い日は短く、寒い日は長く)。湿度連動にも対応しています。
– 報告書には「規定30分 / この日の気温での換算34分 / 実際に35分」という形で根拠が残ります。
– これは材料の残り寿命を補正する仕組みと同じ計算です。材料は「残り寿命が減っていき0になる前に使い切る」、待つ作業は「必要な作用が溜まっていき規定量に達するまで待つ」。向きが逆なだけで積分としては同じものなので、新しい概念を持ち込まずに実装しています。
– 1つの案件の中を「区分」で分けられます。呼び名は仕事の種類で変わり、清掃なら「箇所」、点検なら「設備」、工事なら「工区」になります。A棟という1つの物件の中を、トイレ・廊下・階段に分けて、それぞれに作業項目を並べられます。
– 報告書は1枚のままです。区分ごとの小見出しに分かれるため、ビル管理会社や施主に渡す書類が場所の数だけ増えることはありません。同時に「ワックス塗布」の実績は箇所をまたいで1つに集計されるので、どの箇所でも規定時間に達しているかをまとめて確認できます。
– 毎回やらない作業は「最初からチェックを入れない」設定にでき、毎日の項目だけがチェック済みで現場に出ます。選ばなかった項目は報告書に載りません。一方で「選んだけれど今日はしないと決めた」項目は理由つきで「実施せず」として記録するため、なぜやっていないのかに後から答えられます。
– 作業前・作業後の写真、項目ごとの所見も残せます。1回の作業が数日にまたがる場合(月1回の定期清掃を金土日の3日でやるなど)も、1回の作業として1枚の報告書にまとまります。
【6】製品別トレースと環境対応
– 「どの材料を・いつ・どの製品(プロジェクト)に使ったか」を記録します。拠点ごと・作業者ごとに「いま作っている製品」を設定しておけば自動でひも付きます。
– 材料ごとのCO2原単位からロットへ引き継ぎ、製品別・全体のCO2排出量の目安を集計します。
【7】記録・監査・分析
– 使用履歴のCSV/PDF出力、機械可読なJSON出力(BI・データ連携用)。
– 発行したPDFのQRコードからデータベースと照合できる改ざん検証。発行後に元の記録が書き換わっていないかを、受け取った側が自分で確認できます。
– 温湿度推移グラフ付きのPDFレポート、会社ロゴ・対象期間入りの集計レポート。
– 分析ダッシュボードで、期限内完了率・廃棄件数・ロスの多い材料・拠点別実績・天候別の暴露・平均使用時間などを表示します。作業側は完了率・見送り件数・規定時間に達した割合も確認できます。
– 管理者/拠点管理者/リーダー/現場担当の4段階権限、操作の監査ログ。
– データの保存期間は梅プランが30日、竹プランが365日、松プランは期間の制限がありません。
<料金・キャンペーン>
月額制で、竹と松の違いは規模(人数・拠点数・保存期間・温度補正の細かさ)です。機能を1つずつ削って見せる形にはしていません。
現在、リリースを記念して先着20社限定で、ベース利用料金を永久据え置きとするキャンペーンを実施しています。お申し込み前に、松プラン相当の全機能を約1ヶ月お試しいただけます(お試し期間中の記録は1ユーザーあたり70スキャンまでです)。
まずは代表的な材料1つ、または作業項目1つからお試しいただける形にしています。規定時間を入れて開始を押していただければ、気温でどれだけ変わるかがその場で見えます。
<セキュリティ>
通信はTLSで暗号化し、データベースは行レベルセキュリティ(RLS)により、他社のデータへアクセスできない形で分離しています。決済はStripeを利用しており、クレジットカード情報が当社のサーバーを通ることはありません。
<対象業種>
時間で状態が変わる材料を扱う現場、または同じ手順を場所ごとに繰り返す現場、報告書をかくのが大変な現場を対象にしています。
– 食品工場・セントラルキッチン(開封後の期限管理、HACCPの記録づくり)
– 電子部品・半導体(はんだペーストの常温放置管理)
– 自動車部品・樹脂成形(IATF16949などの証跡)
– 塗装・接着(二液材料のポットライフ管理、乾燥・養生時間)
– 試験・研究(試薬の開封後管理、試験項目の記録)
– 定期清掃・ビルメンテナンス・設備点検(薬剤の接触時間、試運転時間、箇所ごとの作業記録)











