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レンタルSIMとは。短期間だけ回線が必要なときの使い方と選び方の注意点

SIMカードだけを短期間借りて手持ちの端末で使うレンタルSIM。一時帰国や開通待ちでの使いどころ、ポケット型Wi-Fiとの違い、選ぶときのチェックポイント、申し込み前に確認したい端末側の条件を整理しました。

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一時帰国で数週間だけ日本で使う回線がほしい。光回線の開通を待つあいだ、家のネットをどうにかしたい。使わなくなった古いスマートフォンが引き出しに眠っていて、活用できないかと考えている。こうした場面で選択肢になるのが「レンタルSIM」です。

回線を長期契約するのでもなく、ポケット型Wi-Fiを持ち歩くのでもない。SIMカードだけを必要な期間だけ借りて、手持ちの端末に挿して使う。この記事では、そんなレンタルSIMという形態の仕組みと使いどころ、選ぶときのチェックポイント、そして申し込み前に確認しておきたい注意点を整理します。

レンタルSIMとは何か

レンタルSIMは、その名のとおりSIMカードを借りて使うサービスです。通信会社と長期の回線契約を結ぶのではなく、一定期間の利用を前提にSIMを提供する形をとります。

一般的な回線契約では、契約手続きに加えて本人確認や審査の工程があり、契約期間や解約時の条件も設定されています。レンタルSIMはこの部分の負担を軽くすることを狙った形態で、契約審査は不要と案内しているサービスもあります。ただし条件はサービスごとに違いますので、実際の要否は公式サイトで確認してください。

提供されるのはデータ通信用のSIMが中心です。音声通話やSMSの可否はサービスによって扱いが分かれるため、通話をしたい場合は事前の確認が欠かせません。届いたSIMを手持ちの端末に挿し、必要な設定を行えばそのまま通信が使えるようになります。

もうひとつの特徴が、期間の柔軟さです。1か月単位から借りられるサービスがあり、契約期間の縛りを設けていないものもあります。「あと何か月使うかわからない」という状況でも始めやすいのが利点です。

どんなときに使うのか

まず思い浮かぶのが一時帰国や短期滞在です。海外に生活の拠点がある方が数週間から数か月だけ日本に滞在する場合、長期契約は割に合いません。

次に、光回線やホームルーターの開通を待っている期間です。引っ越し直後は工事日程の都合で数週間つながらないこともあり、その間をつなぐ回線として使えます。

出張や単身赴任で拠点が一時的に変わる場合も同じです。赴任期間が決まっているなら、その期間だけ借りるという判断ができます。

そして、手元に余っている端末の再活用です。機種変更で使わなくなったスマートフォンや、Wi-Fi専用として使っていたタブレットにSIMを挿せば、それ単体でネットにつながる端末に変わります。こうした「眠っている端末をもう一度使えるようにしたい」という用途を想定したサービスの1つが契約不要・1ヶ月からOK・SIMカード専門のレンタルサービス【REN SIM-レンシム-】 です。車載のナビ機器やサブ回線として使う方もいます。

旅行用のスーツケースと空港のロビー

通話用の回線とデータ用の回線を分けたい、という使い方もあります。デュアルSIMに対応した端末なら、普段の番号はそのままに、データ通信だけを別の回線でまかなうという構成が組めます。

ポケット型Wi-Fiのレンタルとどう違うか

短期間だけ通信を確保する方法としては、ポケット型Wi-Fiのレンタルもよく知られています。両者の違いは、通信機器を持ち歩くかどうかという一点に集約されます。

ポケット型Wi-Fiは、ルーター本体を持ち歩き、充電し、電源を入れて端末を接続する、という手順が毎回発生します。これを面倒に感じる方は少なくありません。荷物がひとつ増え、外出先で充電が切れれば通信も止まります。

一方のレンタルSIMは、端末にSIMを挿してしまえば、あとは普段どおりスマートフォンを使うだけです。持ち物が増えず、充電を気にする対象もひとつで済みます。ルーターを介さず直接つながるぶん、接続の手間もありません。

ただし、ルーター型が有利な場面もあります。複数人・複数台で同時に使いたい場合です。1台のルーターに家族分のスマートフォンやパソコンをまとめてつなげるのはルーター型の強みで、ここはSIM単体では代えられません。渡航先で使う場合も、機器のレンタルという形が選びやすくなります。海外での通信手段については、別記事( https://zero-press.net/columns/kaigai-wifi-rental )で選び方を整理しています。

選ぶときのチェックポイント

1つ目は使用する回線です。どの通信会社の回線を使っているかによって、対応エリアや混雑時の傾向が変わります。自分がよく過ごす場所で電波が入るかを、回線ごとのエリア地図で確認しておきましょう。

2つ目はデータ容量です。動画視聴やオンライン会議が中心なら多めの容量が必要になり、調べ物とメッセージが中心なら控えめでも足ります。容量の上限を超えたあとの扱い(速度が落ちるのか、追加購入になるのか)も確認しておきたい点です。

3つ目は最低利用期間です。1か月から使えるのか、それとも数か月単位なのかで、短期利用の向き不向きが変わります。

4つ目は料金と初期費用です。月額料金だけでなく、初期費用や送料の有無を含めた総額で比べます。キャンペーンが適用されている場合は、それが初月だけなのか継続するのかも読み取っておきましょう。

5つ目は返金保証の有無と条件です。手持ちの端末で使えなかった場合に備えた制度を設けているサービスもありますが、適用条件は細かく決められているのが通例です。

6つ目は返却の要否と方法です。レンタルである以上、利用終了後の扱いがあります。返却が必要か、どのような方法かは申し込み前に確認してください。

実際のサービス例と申し込みの流れ

具体例として、レンタルSIMのREN SIM(レンシム)を見てみましょう。月額2,980円で100GBのデータSIMを1か月からレンタルできるサービスとして案内されています。契約期間の縛りは設けておらず、1か月だけの利用も想定されています。

回線はSoftBank回線を使用しており、混雑する時間帯でも安定して速いと案内されています。ただし実際の通信速度は場所・時間帯・端末によって変わりますので、あくまで提供側の説明として受け止めておくのが妥当でしょう。

手持ちの端末に挿して使えなかった場合や、通信速度に不満が生じた場合に備えた全額返金保証も用意されています。適用の条件は決められていますので、内容は公式サイトで確認してください。

申し込みの流れは、WEBで注文し、決済を済ませ、届いたSIMを端末に挿して設定する、というシンプルなものです。【REN SIM-レンシム-】 から申し込み画面に進めます。なお、先着1,000名を対象に初月の通信費が無料になり、毎月の通信料が割引されるキャンペーンが案内されていますが、先着枠のため実施状況と残枠は公式サイトで確認してください。

机の上に並んだタブレットとスマートフォン

使う前に確認しておきたい注意点

最初に確認すべきは、手持ちの端末がそのSIMを使える状態にあるかどうかです。他社で購入した端末にはSIMロックがかかっている場合があり、解除が必要になることがあります。

対応バンド(周波数帯)も見ておきましょう。端末が対応していない周波数帯の回線では、電波をつかめなかったり、つかめても速度が出なかったりします。端末の仕様表と、回線が使用する周波数帯を照らし合わせて確認します。

物理SIMとeSIMのどちらなのか、物理SIMならサイズ(標準・micro・nano)が合うかも確認事項です。あわせて、通信を始めるにはAPN設定と呼ばれる接続情報の入力が必要になるのが一般的です。設定手順は端末のOSによって違いますので、案内に沿って進めましょう。

音声通話の可否、契約者名義の扱い、利用できる決済手段についても、申し込み前に読んでおきたい項目です。また、このタイプのサービスは国内での利用を前提としているのが通例で、海外での利用可否については公式サイトの案内を確認してください。

よくある質問

Q. 1か月だけ使えますか。
1か月からレンタルできるサービスがあります。最低利用期間はサービスごとに異なるため、申し込み前に確認しましょう。

Q. 古いスマートフォンでも使えますか。
SIMロックが解除されていて、対応する周波数帯が合っていれば使えることが多いようです。機種が古いほど対応バンドが限られる傾向があるため、仕様を確認してください。

Q. 通話はできますか。
データ通信用のSIMが中心のため、音声通話の可否はサービスによって異なります。通話が必要なら、対応の有無を先に確認しておきましょう。番号を維持したい場合は、通話用の回線を別に持つ構成も検討できます。

Q. ポケット型Wi-Fiとどちらがよいですか。
自分の端末だけ使えればよく、荷物を増やしたくないならSIMが向いています。複数人や複数台で共有したいならルーター型のほうが適しています。

Q. データ容量を使い切ったらどうなりますか。
速度が制限される、追加のデータを購入する、といった対応がサービスによって分かれます。月々の使い方に不安がある場合は、課金方式の違いを整理した別記事( https://zero-press.net/columns/juryosei-kakuyasu-sim )もあわせてご覧ください。

まとめ

レンタルSIMは、「使える端末が手元にある」「必要な期間が短い、あるいは見通しが立たない」という条件がそろったときに向く選択肢です。ルーターを持ち歩く必要がなく、端末にSIMを挿すだけで完結する手軽さが特徴といえます。

選ぶ際は、使用回線と対応エリア、データ容量、最低利用期間、総額、返却の方法という5点を押さえてください。そのうえで、手持ちの端末がSIMロック解除済みか、対応バンドが合っているかを事前に確認しておけば、届いてから困る事態はかなり減らせます。料金やキャンペーンの内容は変わりますので、最終的な条件は公式サイトで確認をお願いします。

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