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法人ガソリンカードとは。燃料費の管理をラクにする仕組みと作り方

社用車の燃料費管理に悩む会社・個人事業主向けに、法人ガソリンカードのメリット、協同組合発行カードの仕組み、申し込みの流れを解説します。

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「毎月の給油レシートの束を見るたびに気が重くなる」「従業員にその都度現金を渡して給油してもらうのが不安」。社用車を使う会社や個人事業主の方から、こうした声を耳にすることは少なくありません。燃料費は事業に欠かせない経費でありながら、件数が多く1回あたりの金額が小さいため、管理の手間がふくらみやすい費目です。

そこで検討したいのが、給油の支払いを1枚にまとめられる法人ガソリンカードです。なかでも協同組合が発行するタイプのカードは、設立から間もない会社や開業したての個人事業主でも導入しやすいとされ、近年注目が集まっています。

この記事では、法人ガソリンカードの基本的な仕組みとメリット、協同組合発行カードの特徴、導入までの流れや注意点をまとめて解説します。燃料費の精算に時間を取られている方は、ぜひ参考にしてください。

社用車の燃料費管理でよくある悩み

社用車の燃料費を現金精算で回している場合、典型的な悩みは大きく3つあります。1つ目はレシートの管理です。給油のたびに発行されるレシートを従業員が保管し、経理担当者が1枚ずつ突き合わせて精算する作業は、台数が増えるほど負担が大きくなります。

2つ目は現金の受け渡しです。従業員に給油用の現金を都度渡す運用は、手間がかかるだけでなく、金額の妥当性を後から確認しにくいという課題もあります。3つ目は経費の見える化です。誰がいつどこで給油したのかが記録として残らないと、車両ごとの燃料コストを把握できず、経費削減の打ち手も考えにくくなります。

社用車の給油レシートを整理する経理担当者のイメージ

こうした悩みは、支払いをカードに一本化し、利用明細で管理する仕組みに切り替えることで大きく軽減できます。

法人ガソリンカードとは

法人ガソリンカードとは、法人や個人事業主の名義で契約し、社用車の給油代金を後払いでまとめて支払えるカードのことです。従業員はカードを提示して給油するだけでよく、現金の立て替えやレシートの持ち帰りが不要になります。

支払いは月ごとにまとめて口座から引き落とされ、請求書や利用明細には利用内容がわかりやすく記載されます。大量のレシートから解放され、経理の業務時間を大幅に短縮できることから、法人カードのなかでもガソリンカードは特に人気の高いカードといわれています。

一方で、ガソリンカードは利用金額が大きくなりやすいため、クレジット会社が慎重に判断する傾向があり、実績の少ない新会社や個人事業主にとっては入手のハードルが高い面もあります。そこで選択肢になるのが、次に紹介する協同組合発行のガソリンカードです。

協同組合が発行するガソリンカードの仕組み

協同組合発行のガソリンカードは、事業者が組合に加入し、組合員向けのサービスとしてカードの貸与を受ける仕組みです。クレジット会社の審査ではなく組合独自の基準で判断されるため、設立して間もない法人や開業したばかりの個人事業主から支持を集めています。

加入時には出資金として1万円を預ける必要がありますが、これは組合という法人形態に共通する仕組みで、組合を脱退する際には返金されます。掛け捨ての費用ではなく、加入している間だけ預けておくお金と考えるとわかりやすいでしょう。

なお、協同組合では法人ETCカードも取り扱っており、ガソリンカードとETCカードの両方を作る場合でも出資金は1万円のままです。新会社の高速道路利用については、別記事の法人ETCカードの解説( https://zero-press.net/columns/houjin-etc-card-shinkaisha )も参考にしてください。

クレジット会社のカードとの違い

一般的なクレジット会社の法人カードと協同組合のガソリンカードは、どちらも後払いで給油できる点は同じですが、位置づけが異なります。クレジット会社のカードは買い物や飲食など幅広い支払いに使える一方、契約時にはクレジット会社による判断があり、設立からの年数や事業実績が重視される傾向があります。

これに対して協同組合のガソリンカードは、組合員向けの給油専用カードという位置づけです。用途が燃料に絞られているぶん仕組みがシンプルで、組合独自の基準で判断されるため、実績を積み上げる前の段階の事業者でも検討しやすいのが特徴です。毎年10万社以上の新会社が設立されるといわれるなかで、こうした組合型のカードが選ばれ続けているのは、この導入しやすさによるところが大きいでしょう。

すでにクレジット会社の法人カードを持っている場合でも、給油専用のカードを1枚分けておくことで、燃料費だけを明細で切り出して管理できるという利点があります。経費の科目ごとにカードを使い分ける方法として覚えておくと便利です。

全国で使える法人専用ガソリンカードの特徴

協同組合の法人専用ガソリンカードには、次のような特徴があります。まず、年会費・カード手数料がずっと無料で、カードの維持費はかかりません。「とりあえず1枚作っておきたい」という声が多いのも、維持費ゼロで持てるからです。

支払いは末締め翌月末の口座引き落としによる後払い方式で、従業員に都度現金を渡す必要がなくなります。カードは必要枚数に応じて複数枚の申請ができるため、車両ごと・ドライバーごとに持たせる運用も可能です。

給油できるのは全国の系列ガソリンスタンドで、料金は全国統一価格。どこで給油しても同じ金額なので、出張や長距離移動が多い事業でも燃料費の見通しを立てやすくなります。利用明細には利用日時・カード番号・利用したスタンドまで明記され、車両別のコスト管理が1枚の明細で完結します。サービスの詳細はクレジット審査なし!法人ガソリンカード の案内ページで確認できます。

導入までの流れ

導入の手順はシンプルで、大きく「資料請求」「加入手続きと出資金の入金」「カードの受け取り」の3段階に整理できます。まずWEBから資料請求を行い、届いた案内に沿って必要書類を準備します。対象は法人と個人事業主のみで、個人利用のカードではない点に注意してください。

次に、組合への加入手続きとあわせて出資金1万円を入金します。組合側の確認と手続きが完了すると、カードが手元に届き、給油に利用できるようになります。申請から利用開始までの日数は状況により変わるため、繁忙期を避けて早めに手続きしておくと安心です。

書類の内容や最新の手続き方法は変わる場合があるので、ETC協同組合のガソリンカード の公式ページで最新情報を確認したうえで進めるとスムーズです。

利用前に確認しておきたい注意点

便利なガソリンカードにも、事前に理解しておきたいポイントがあります。第一に、給油できるのは系列のスタンドに限られるため、自社の営業エリアや従業員の行動範囲に利用しやすい店舗があるかを確認しておきましょう。

第二に、出資金1万円が必要になる点です。脱退時に返金されるとはいえ、初期に一時的な支出が発生することは資金繰りの計画に入れておくべきです。第三に、カードはあくまで給油専用であり、一般的なクレジットカードのように幅広い買い物に使えるわけではありません。用途を燃料費に限定できることは、私的利用を防ぐ管理面のメリットでもあります。

ガソリンスタンドで社用車に給油するイメージ

また、燃料費の管理とあわせて車両の調達コストを見直したい場合は、初期費用を抑えて社用車を用意できるカーリースという選択肢もあります。詳しくはカーリース・サブスクの解説記事( https://zero-press.net/columns/car-lease-subscription )をご覧ください。

よくある質問

個人事業主でも作れますか

作れます。協同組合のガソリンカードは法人だけでなく個人事業主も対象で、開業して間もない方の利用も多いサービスです。ただし事業者向けのカードのため、事業を行っていない個人の方は対象外です。

支払い方法はどうなりますか

末締め翌月末の口座引き落としによる後払い方式です。給油のたびに現金で支払う必要がなく、月ごとの利用明細で内容を確認しながら精算できます。

出資金は戻ってきますか

組合加入時に預ける出資金1万円は、組合を脱退する際に返金されます。また、ガソリンカードとETCカードの両方を作る場合でも、出資金は1万円のままです。

まとめ

法人ガソリンカードは、レシートの山と現金精算から経理を解放し、燃料費を利用明細で一元管理できる便利な仕組みです。特に協同組合発行のカードは、年会費・カード手数料が無料で維持費がかからず、設立間もない会社や個人事業主でも導入しやすいことが大きな魅力といえます。

全国統一価格・後払い・複数枚申請可という特徴は、社用車を日常的に使う事業と相性が良く、経費管理の効率化に直結します。給油のたびに発生していた現金の受け渡しやレシートの突き合わせがなくなれば、経理担当者はより付加価値の高い業務に時間を使えるようになります。燃料費の精算業務に負担を感じているなら、まずは資料請求から検討してみてはいかがでしょうか。

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